今日はにわとりの日。とりのひパックを2個買った。

今朝は午前6時前に一度目が覚めた。
朝早く出かける父を見送り二度寝にふける。
布団のやわらかさと扇風機からくるそよそよした風がとても心地よかった。

次に目覚めたのは午前9時半。
母と掃除を簡単に済ませ、買い物に出る。

今日も快晴。

遠く北の方には大きな積乱雲が見える。
瀬戸内に住んでいるものだから、私たちの地域はことのほか雨が降らない。
穏やかな気候、穏やかな内海。
そんなこの土地が私は大好きなのだと改めて実感する。

今日は28日、にわとりの日。
父のリクエストでケンタッキーを買いに行く。
ついでに以前注文していた私の新しいメガネを撮りに行く。

新しいメガネはすこし、度が強くなっていた。レンズは変わらないのに、フレームが変わるとこうも違うのかとふわふわした視界でデパートを彷徨く。

そうそう、ケンタッキー。
今日はとりのひパックを2個買い。きっと喜んでくれるだろうな、なんて思いつつ。わくわく。

帰りの車の中ではケンタッキーの香りに溢れていた。うん、たのしみだ。

お昼ごはん用にマクドナルドのポテトLサイズを2個買いする。全サイズ150円だからね。
今日はジャンキーな日だね、なんてお母さんと話しつつ。

暑い中、クーラーもつけずに母と弟と3人でできたてのポテトを食べる。
さくさく、じゅわじゅわ、ほくほく。
程良い塩気がたまらない。

noteを描きながら、ふと思う。
こんなありふれた日常、誰が読むものか。
でも、そんなありふれた日常が今の私にとってはすごく大切で宝物のような時間なのだ。

日常のありがたさに気付くのは、大概がその日常を失ってからのように思う。

災害や死を経て気付くこともあるだろうし、私のようにライフスタイルの変化や自殺未遂を経て気付く人もいるのかもしれない。

日常というのは、あなたが思っているよりも存外かけがえのないものなのかもしれない。

だから今日も私は日常を描く。
すこしでも彩度高く描けるよう、心を込めて。

あなたの日常が明日も日常のままであるように祈りを込めて。

田原涼音