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【青年海外協力隊】JICAからの通達で…

一昨日(4月23日 20:00~)、JICAからの連絡がありました。JOCV(協力隊隊員)の方々はそれを確認して、頭を整理したことだと思います。

内容を簡単に言うと、

【 派遣は、ほぼほぼ中止 】

(ってメールを読んで解釈してました。)米や韓のように、解雇までいかないけど、今年度は難しく、いけるとしたら安全な環境が整わないと派遣できないとのこと…。

任国や周辺諸国の体勢が落ち着いてからではないと、そりゃ行けないですよね。

今回は、その通達を受け、
一人の隊員としての心境と今後の展望について書いてきます。

同じような境遇の方や僕の出発を応援してくれていた友だちに読んでもらえたらと思います。

■未曾有の状況

「戦後最大の出来事」「コロナショック」「世界恐慌」なんて騒がれてますけど、こんな状況を3か月前には考えもしなかったです。想定できてた人っていたんですかね?

コロナの話題が出始めた時、僕は派遣前の訓練を二本松で受けていました。3月10日(?)に訓練生が全員講堂に召集されて、所長から、

「派遣延期」

の発表がありました。毎日、食堂でコロナ感染拡大のニュースを見ていたし、各国の情報も入っていたので所長の発言には想定できており、心理的なダメージは大きくはありませんでした。

ただ、出発という到達地点が不明確な中でプランを再構築する必要があるっていう不安が少し…あった感じです。


結構こういった突発的な問題に対して俯瞰して視ることが得意で(というより慣れたという表現がいいかもしんないですけど.笑)、

「『この状況を生きろ』という神様からのお告げだとしたら、神様はどんな期待を抱いてるんだ?

この経験は自分をどう成長させるのか?

とか、訓練中に考えながら過ごしていました.笑


地震とか台風などの自然災害もそうですが、人に襲い来る天災は、いつ遭遇するか本当にわからない。

「地震は忘れたころにやってくる」

なんてTVで言ってた気がしますけど、
いつ起こるかわからないという教訓を肌身をもって得ることができています。

現在の心境

それから、1か月と少し経ってのJICAからの通達でした。

それまで、同じ境遇の方々とオンラインで心境を語り合ったり、今後の短期的なライフプランの再構築をしたり、少なからず派遣が間近にあることを期待して、出発に向けた準備はしていました。

特にオンラインでのコミュニケーションは有意義で、近況報告をしたり今後活動予定を話したりしたことで、

同じ境遇同士でこんな時だからこそ強い繋がりを築けている
と思っています。

本当に連絡とってくれる仲間には感謝しかないです。


話の中では、
・将来に対して不安だ
・どう動いて良いかわからない

ということが話題に上がりましたが、
結局、話の落ちは

今できることを」と一人ひとりが言い聞かせるようにしていて、辛抱強く日々を過ごせていたと思います。

自分はと言いうと、

将来像は変わらない。歩く道のりが変わっただけ。買い物しにスーパーいくけど、歩こうと思ってた道が工事中で方向転換するだけだ」

って状況に対する捉えです。
要するに心境はフラット(?)。

だから、オンラインでコミュニケーションとってくれた仲間にもそんな感じのことを伝えてました。

■モチベーション

けれど、モチベーションは下がらないはずがないです.笑

心理的なダメージは低かったり、状況に対して視点をうまく変えて前向きに捉えることができていますが、モチベーションは訓練中に比べて圧倒的に下がっています。

なんせ、派遣はほぼほぼ中止だし、行こうと思っても当面の間は待たないといけないので…。

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人生のターニングポイントとして青年海外協力隊を見据えてきました。

殆どの隊員がそうだと思います。

しかも、自分の場合は、小学校教員という職を「退職」しての参加です。現在、待機中であっても、仕事は無いんです。

「退路を断つ」

そのような思いで参加に踏み切り、一人暮らしだった家も引き払って訓練に臨み、出発を待ち望んでいました。

…ですが、それも神様の計らいにより、予定通りに叶えることはできず.笑

シンプルに考えると「窮地」!


■それでも前進していく

けど、なんだかんだ言ってるだけでは物事が進まないのは世の条理なんですよ。

「行動することでしか未来は変えられない」

っていう言葉があるぐらいですから。

自分が最近強く前進できているのは、2つの要因があるんです。

1つ目は、「子どもたちとの約束」
2つ目は、「仲間の決断」

前職が小学校教諭でしたし、少年サッカーの指導にも努めていた関係で、多くの子どもたちに、自分のやりたいことを語っていました

かっこつけじゃなくて、本気で

大人でもやりたいことをして生きていいんだ

って伝えたかったからです。

子どもの将来の可能性を広げる仕事が「教育」だと思ってるんです。

大人が毎日を楽しく夢や目標に向かって輝く姿を見せることができたら、子どもは将来を豊かに想像できると思いませんか?

そう思って、自分の理想の生き方や叶えたい夢をビシバシ話してました

それに、今を一緒に過ごせていなくても、輝きを放つ大人はどこにいても活躍が必然的に届くと思うんです。

だから子どもたちには、「お互いの活躍が届くようにこれからも一緒に頑張ろう」って約束してます。

そう言った大人が頑張んなくてどうすんだって話です。


また、Twitterやnoteで同じ境遇の隊員たちが胸の内を正直に語り、今後の活動に対する決断をとったという報告に刺激を受けています。


●協力隊という夢を叶えるために今は食いつないで頑張るんだ。

●切り替える。違う進路に進むことにした。


決断するって勇気のいることだと思うんです。

なぜなら『決断』って言葉は
断つことを決める】って書きます。


派遣の見通しが持てない中でも協力隊の夢を叶えようとする為には、それなりの代償を払うことになるかもしれません。

もしかしたら、今なら、この御時勢を乗り越える企業を選択でき、その先も活躍できるかもしれない。日本が変貌を遂げる様子を国内で感じとることもできるかもしれません。


違う進路に進むという決断は、協力隊の参加という選択を断ち切ったということです。

それぞれ、先のことがわからない中でも決断を下すという勇気に感服しました。


人生かけて決断をした仲間がいるなら、自分もやることやんないと5年後笑って会えないと思うんです。だから自分も同じレベルでする。

大きくこの二つが自分を突き動かしてる要因です。


■今後の展望

2018年8月23日国際コーチ連盟認定マスターコーチにコーチングセッションをしてもらい、自分自身に決めたことがあります。

それが、

5年間(2023年8月23日まで)やりたいことをやり、
2023年8月24日に自分が生き抜く将来を決断する


だから、今はどんな状況であっても自分の価値観に沿ってやりたいことをやっていくと決めてます。

・気になっている本を読む!
・オンライン講座を開催する!
・行政の取り組みを知り、一員として働く!
・スポーツ関係者(選手や指導者)に対して有資格者として活動する!
・コーチングスキルを伸ばす!

など。

仕事としては、県庁の臨時職員として、現在の状況下における行政の取り組みを学びたく思っています。勤務が決まり次第また報告します!

とにかく、
やりたいことを経験して、力を蓄える期間です。

青年海外協力隊としての活動は未だ視野に入れながら、今はそれに焦点を当てず、他にやりたいことに力を注ごうという考えで活動していきます!


■強み=繋がり

とは言うものの、いざ協力隊に参加できた時に間違いなく言えることが、

自分たちの強み = 隊員同士の繋がり

だと思います。

これまで派遣されてきた隊員の方たちも、今ほど隊員同士の繋がりはないですきっと。

こんな状況下だからこそ、同じ志をもつ者同士で繋がり、知恵を出し合い、励まし合い、応援し合って将来に進んでいけてます。

この繋がりが強くなって、継続された後の協力隊員としての活動は、これまで以上に協力・協働された活動ができているってイメージしてます!

ほんとなんでもできちゃう気がします.強い繋がりさえあれば.笑

だから、将来のためにも同じ志を持つ隊員さんとの繋がりは大切にしたいです。

これまでお世話になってきた隊員のみんなには感謝してます。引き続きお願いします!

そして、この記事を最後まで読んでくれた協力隊の方、もし何かの縁でお会いすることができたら、全力であなたを応援します!

繋がりを大切にし、未来に生かす。

そんな協力隊生活でありたく思います。



■最後に

長くなりましたが、現在の心境と今後の展望を終わらせていただきます。

最後まで読んでくれた、同じような境遇の方や、出発を応援してくれていた友だちのみんな、有難うございます!!!

とりあえず田原は変わらず田原で活動してきますので、今後ともよろしくお願いします。



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