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PERFECT DAYS

やっと、映画『PERFECT DAYS』を観てきた。

素晴らしい映画であること、役所 広司さんが素晴らしい俳優であることは私が語るまでもないし、ここで映画の感想を書くのも野暮な気がするので、敢えて書かない。

感性は人それぞれだし、この映画はとくに、語れば語るほど、せっかくの映画が台無しになる気がする。

ただ、あの映画を見て、今まで以上に思ったことが「人にはそれぞれドラマがある」ということ。

芸能人じゃなくても、どっかの大きな会社のCEOとかじゃなくても、普通の市民にだって実はドラマがある。しかも結構、すごいドラマだったりする。

私は、ラジオやライターの仕事を通じて、いろんな人にインタビューすることが多いから、「一見フツーに見えるこの人にも、こんなドラマがあったのか」と、これまでも感じてきた。

だからこそ、人の一面だけを見て、その人すべてを語ることなんてできない。
それは、本当に、今、表面に見えているだけのまさに一面であって、その人のほんのほんの一部なんだ。

人間は、面白くて悲しい、優しくて怖い、複雑だけど素敵な生き物。
映画『PERFECT DAYS』を見て、ますますそう感じた。


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