新型コロナウイルス、第一波よりも第二波の方が感染者は増える?
“8割おじさん”として知られていて、もうすぐ京都大学に移る北海道大学の西浦博教授が7月17日に関西の広域連合や関西の経済団体で作る「関西健康・医療創生会議」にオンラインで出席して、新型コロナウイルス感染者数は第一波よりも第二波の方が増えると警鐘を鳴らしました。
100年前のスペイン風邪
100年前のスペイン風邪でも第一波よりも第二波の方が断然感染者が多く、それに比例する形で犠牲者も増えました。新型コロナウイルスもそのような過程を経るものとみられ、一層の警戒が必要です。
厳しい局面が待っているとの見通し
西浦教授はまた、病床の確保など第一波の時に比べて少しだけ多く確保されるだけであり、厳しい局面が待っているとの見通しを示し、また、政治家は新型コロナウイルスの防衛と経済を回すことの両にらみの状態で、結局身動きがとれない状態に陥るとの見解も示しました。
経済を取るか、コロナ収束を取るか
確かに「Go To キャンペーン」一つ見ても、政治が新型コロナウイルスに対して防御一辺倒でないことはよく分かるとおりで、経済を止めないように動いているように思います。
どうすれば良いのか?
そうならば、どうすればいいのか。限りなく自己防衛をするほかにありません。その結果何が生じるかといえば、西浦教授もいっていますように、貧困層にそのしわ寄せが行くということです。
犠牲者の多くは貧困層に降りかかるとみられ、社会は富者と貧者に二極化するということです。現在、既にそうなっていますが、それが更に悲惨な形で現われ、貧者は打つ手なしの状態に陥ると思われます。
政府は身動きがとれない状態
それを政治が救うのが本来の役目ですが、身動きがとれない政治に国民は歯痒い思いにさせられることはあっても、病床の確保や人工呼吸器の増設など望むべくもありません。それは、経済を回さないことには経済的な理由で自死を選ぶ人が出ることに対しての懸念が横たわっているからです。
自己防衛をするしかない
いずれにせよ、強烈な第二波への覚悟はしておかなければなりません。
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