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ゲームコントロールと語学力

2021.2.6 VS Hawks Bay United 2-1

プレーオフに参入するために負けられない試合が続く中、なんとか勝ち点3をもぎ取れた。試合展開としては開始早々に先取点を奪うも追加点を奪う事が出来ないまま前半終了。後半に入り徐々に試合のペースを握られ、ついに失点。悪い流れが続きながらも、ミドルシュートにて勝ち越しのゴールを奪い、勝ち切った。今日は失点前後の時間帯に感じていた事について話したいと思う。

後半10分を過ぎたあたりくらいからか、両チーム全体的に一気に間延びした。なんとか1点を取りたい相手チームは3バックと中盤の数的有利を活かしてボールを保持しながら圧力をかけてくる。僕らはボールを奪ったらスペースを活かしてカウンターに出るも、守備で既に体力を消耗していてどこかパワーがない攻撃だった。そういう時の失い方はだいたい悪い。絶対に失ってはいけないタイプの選手である自分もイージーなロストをしてしまった。
そうなると次は相手チームのカウンターの番になる。中途半端に前線の選手はカウンターを仕掛けボールを失った時の、後ろの状態は組織されたものではなかった。ラインを上げ切れず、あちこちにスペースがあった。それでもなんとかボールを奪い、そしてまたカウンターに出る。そこにスペースがあるから。
そして次第に試合展開は文字通りカウンター合戦になっていた。体力には自信のある自分も正直しんどかった。そんな中、失点をした。

こうなると僕らのチームはより積極的に前に出ざるを得なくなる。ただ自分の考えは違っていた。「むやみにカウンターを仕掛けるよりも、一度ボールを保持して試合を落ち着かせたい」こう思っていた。もうすこし具体的にはぐちゃぐちゃになっていたポジショニングのバランスをもう一度整えたかった。特に両WGの幅と高さを。
残り時間は20分ほどあったし、一度落ち着いても必ずチャンスはくる。このまま疲れた状態で攻めても仕留めきれる予感があまりしなかったのだ。だから次の行動を取った。
1、交代で入ってきたWGにとにかく外で待ってろと伝える
2、縦パスばかりになっていたディフェンス陣に、外から攻めろと伝える
3、受けたボールをむやみに攻めずに横パスやバックパスで落ち着かせる

先に結果から言うと、自分がギャップで受けたボールをサイドバックに下げペースダウンも図るも、彼は前へのプレーを選択しリターンしてきた。とにかくボールを失いたくなかった自分はファールを誘い出しゲームを止めた。しかしすぐさまチームメイトがリスタートしてその流れで追加点が生まれた。自分の考えがあっていたのかなんて、よく分からないゴールの生まれ方だった。

しかし正直チーム全体でみるとゲームを落ち着かせる事は出来ていなかったと思う。その理由が自分の語学力にあると思う。むやみな縦パスや攻め急ぐチームメイトに1や2のような指示をしてもたぶん「なんか言ってんな」くらいにしか思われてなかったように思う。これまであまりチームメイトとサッカーについて深い話をしてこなかったし、戦術的な指示はあまりしてこなかった。何を言っているのか聞いて理解して表現する事に精一杯だった。そんな自分がいきなり試合中にチーム全体に指示を出しても、影響力が足りなかったみたいだ。ピッチ上でチームを指揮するのはかなり難しい。しかし、それをするにはチームメイトから信頼を得る必要がある(戦術面等で)。そのためには、「こいつ頭いいな」と思われないといけない。そしてそのためには、語学力が必要になってくる。コミュニケーションのツールとして。経験的に言葉が話せないと「ばか」だと思われているような気がする。語彙力のなさが故に物事の説明ができなかったりすると「わかってないやつ」と思われる(気がする)。
だから今の自分には英語が必要なのだ。

試合をしているときはなるべく流れを読むようにしている。解決策が見えるときもあるし、見えないときもよくある。見えたとしてもそれが上手くいく保障なんてないし、根拠も正直大したものではないと思う。直感にも近い気がする。それでも時々猛烈に自信があるときがある。それがこの試合だった。そして自分なりにトライしたからこそ語学力という課題も再認識できた。英語に対するモチベーションがかなり上がった(これはかなり大事)。もし日本でプレーしていれば、、、もう少し上手くできたかもしれない。そんな思いも正直あるが言い訳でしかない。

英語。ちゃんと勉強します。

観てくれた方、応援してくれた方々ありがとうございました。
The next game is...
2021.2.14   VS Auckland City   日本時間14:00 kick-off


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