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VS Eastern Suburbs

2021.1.16
vs Eastern Suburbs 1-0

本当に大きな勝ちで良い試合だったと思う。ボールポゼッションを好む相手だったので守備に追われ我慢の時間が多い試合であった。(まあいつもの事であるが。)今日はふたつの場面について話したいと思う。

決定機脱。前半30分を過ぎたあたりチームとして相手ハーフコートでボールを持つ事が出来るようになってきた時間帯。その中で訪れたキーパーとの一対一を正面にシュートを放ち防がれてしまった。状況を解説すると、抜け出しとファーストタッチは良かったと我ながら思う。恐らく出し手のLyleはおれの事は見えていなかったと思う。アイコンタクトもなかったからだ。そこにあったのは空間の共有だ。走りながらおれが受けたいスペースと、彼が見出したスペースが合致していた。だからこそアイコンタクトなしで、声だけであのパスが来たんだと思う。おれはこういった連携が大好きだ。
次にファーストタッチ。浮き球のボールはノーバウンドで届くか否かきわどかった。しかしすぐ後ろにはディフェンスが迫ってきていてバウンドを待ったらシュートタイミングを失うだろうと思った。だから頑張って足を延ばしショートバウンドでボールを捉え、なおかつ相手ディフェンダーの前に入り込むトラップが出来た。そしてセカンドタッチでシュートを打てる位置にボールを置けていた。ここまでは完璧だったと思う。
しかし外した。分析するならば最後の部分で力が入りすぎていたと思う。股関節が弱くインサイド気味で強くまっすぐ蹴れないため、ファーに転がすのは防がれると思っていた。しかし後でビデオで見返すとかなりコースが開いていた。もしくはニアを狙うのも悪くなかったかもしれない。ファーストタッチの後に落ち着いて体を開きキーパーと駆け引きをすればニアも狙えた。その落ち着きが足りなかったんだと思う。

次は言語の大切さだ。前半10分を過ぎたあたりから相手ビルドアップに対しての対応策は自分の中には持てていた。(RCBからLWGに対してのロングボールとワンサイドに追い込むようなプレスが出来ていなかったため、自分が絞る事が出来ずに中盤にぽっかりスペースが出来ていた)前線の選手からは「絞れ」と言われたが、「相手のインサイドハーフをケアしないといけないから無理だよ」とここまでしか伝える事が出来なかった。途切れることなく続く試合の中で具体的に指示を出すのは日本語でも難しかったが、英語だと100倍難しい。というか出来てないのが現状だ。結局何も解決する事はなく、幸運にもやられることもなく前半を終えた。ハーフタイムには選手だけでまず話し合うのだが、基本的に理解できているのは50%くらいだ。だいたい分かるけど、細かい事は分からんといった感じである。それに加えてこの試合にはなぜかロッカールームにボードがなかった。その時点でおれは諦めた(笑)。とりあえず今は自分が何かを言ってチームを混乱させるより、みんながなにをしたいかを理解して、合わせよう。あと監督が何を言うかだなと。正直、ハーフタイムを終えた時、何を変更したのかおれは理解できていなかった。なるべく早い時間に試合中に察知できるようにしようと努める事にした。変更点は相手ゴールキック時に対するNo.6に対して、中盤が前進しマンツーマンでプレスをかけるものだという事に気が付いた。これが今の現状である。
コミュニケーションスキルがひとつの武器になるサッカーにおいて、英語で意思疎通が出来ないというのは本当に不便だと感じた試合だった。(毎試合感じているが(笑))

そんなこんなで、追い風方向に攻めていた後半は危ないシーンをそこまでつくられることもなく、1点をもぎ取り勝利した。これで彼らとの勝ち点差は1。5位に浮上しプレーオフ圏内の4位を捉える事が出来た。チームに雰囲気も良くこのまま勝ち続けていきたい。
観てくれた方、応援してくれた方々、ありがとうございました。


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VS Waitakere United 2021.1.23  15:30 kick-off

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