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NZ制覇に向けて。近況や最近考えていることについて

先日、ニュージーランドの天皇杯と言えるChatham cupの準々決勝を勝利しベスト4に駒を進めました。
今週末に準決勝を控えた昨日火曜日、ニュージーランド全土に3日間のロックダウン宣言が出されました。
サッカーの面では、最近は自分でもかなり成長を感じてプレーすることが出来ています。明らかに去年の自分をはるかに上回っている自信があります。

と、書きたい事はまだまだたくさんあるのですが今日は3つほどに絞っていきたいと思います。

二度目のロックダウン

オークランドで市中感染が1人確認されたことで、17日火曜日、政府からニュージーランド全土に3日間のロックダウン宣言が出されました。これまでニュージーランドでは市中感染は半年近く確認されていなかった事、ラムダ株やデルタ株など新種のウイルスか確認できていないことから、かなり早めのかなり強めの対応となったみたいです。アラートレベルも最高の4で、スーパーマーケットと薬局以外はすべて閉まり、同居人以外の接触は禁止になります。散歩等のお出かけは可能ですが、公共施設はすべて閉まり、公園などの遊具も使用禁止。もちろんジムも閉まります。

ニュースを知ったのは試合前のウォーミングアップの時でした。この日は平日の夜にクライストチャーチ内のローカルトーナメントの試合があり、その試合前に状況を知らされました。
周りはどんな雰囲気だったかというと、やはり仕事の心配や週末の試合の懸念が多かったです。「3日間休みだラッキー」みたいな雰囲気はありませんでした。

個人的にも今週末の準決勝にずっと標準を合わせてきた事もあり、今回のロックダウンは非常に残念です。

ちなみにですが、ロックダウン前夜となった昨日の夜。試合後にパブに行ったところ、今まで見たこともないくらいの人混みでした。ニュージーランドがこれまでコロナの対処に成功しているのは国民性ではないことは確信しました。

国内カップベスト4

ニュージーランドの天皇杯。ニュージーランドのFAカップと言われているChatham cupで準決勝に駒を進めました。
今シーズンが始まるときに国内タイトルを取るのであればこのカップ戦しかないだろうと考えていたので、このカップ戦でニュージーランドを制覇することを目標にプレーしてきました。それがベスト4に残ってついに現実味を帯びてきたというか、いよいよだなという感じです。

気が付いた時にはサッカーを始めていて、おそらく20年くらいになるサッカー人生ですが僕にはなにも華々しい成績や経歴がありません。小学校の頃は地元の少年団に所属し、地域のトーナメントでさえ優勝は出来ず。中学は関東リーグという素晴らしい舞台を経験させてもらいましたが、それは先輩方が残してくれたものであり、カップ戦含め何もタイトルは獲得する事はありませんでした。高校時代は目標にしていた選手権メンバーにすら入ることが出来ず。大学では全国大会はもってのほか、自分の代では東京都リーグで最下位に終わりました。
このようになにかチームの歴史をつくるような、素晴らしい成績を残したことが一度もないままサッカー人生を送り続けています。

しかし昨シーズン、地域の代表チームに選ばれニュージーランド最高峰のリーグ、ナショナルリーグでプレーをすることが出来ました。トップリーグとはいっても、レベルはそこまで高いわけではなく、J3もしくはJFLと同じようなレベルです。
しかし僕にとっては「地域を代表し、国のトップでプレーする」ということがとても誇らしく、やはり少年や周囲の人に与えられる影響も大きいと強く感じました。

そんな僕ですがニュージーランドを制覇するまであと2つの所まで来ています。今年いっぱいでニュージーランドを去るつもりだし、その国を制覇するということも今後なかなかできる経験ではないと思います。
自分のサッカー人生に一つ華を添えられるように頑張りたいと思います。

ところがロックダウンの影響で今週末の準決勝は延期になり今後もどうなるか分からない状況となってしまいました。。。

成長している点

冒頭でも述べましたが最近は自分でも成長していると言えるくらいプレーに余裕があるし、毎試合プレーするのが楽しくて仕方がないです。その理由について少しだけ考察してみます。

まずどのプレーが成長したと感じるかと言うと、ポケット(ギャップ)でのプレーです。DFとMFとのラインの間に生まれるスペースですが、ここでのプレーが確実に成長しました。特に前を向けるようになったことが一番の大きい成長です。
このプレーができるようになった理由は考えるに、
・チームメイトのプレースタイルへの理解が深まった
・ポケットに入るタイミング
・ポケットにボールが入るまでのボールの動きの予測
・プレスに来る相手の状況が見えるようになった
・ポケットを生み出すための他の動き出し、引き出しの数、その判断
・アウトサイド、インサイドターンが出来るようになった

これらのことが自分の中で整理されてきたのが大きいのかなと思います。特にボールの動きを予測、指示するところに関してはかなりの重要性と成長を感じているのでそこについて少しだけ整理しておきます。
もともと僕は「ポケットに立っていればいい」という考え方をしていました。チームのフォーメーションがあり、人が正しいところに立てばそれなりにボールは動くという考え方でした。しかし、それは半分正解で半分間違い。アマチュアサッカーでは正しく蹴る技術がないため、ボールの動きも遅くミスが起こるということ。そして今のチームで言うと、ボールの動かし方や人の動き方がチーム戦術としてまったくオーガナイズされていないこと。これらの要素からポケットで待っていてもボールを受けられない状況がありました。
そこから、どの位置でボールを受けたらどこのスペースを探すことをチームメイトと確認を繰り返していったことで、徐々に受けたいタイミングできれいにポケットに入ることができるようになってきました。
そしてボールを受けるまでの作業が楽になると、周りを見る余裕が出来ます。その事によって誰がどの程度プレスに来るのか見極めることができるようになり駆け引きを楽しむことが出来ています。
他にもいろいろな要素があるのですが、とにかくポケットで前を向けるようになったのは大きいです。
準々決勝で闘ったチームは以前にナショナルリーグで闘っていたチームなのですがそのチーム相手でも変わらずにプレーすることが出来たので個々の部分の成長は間違いないと考えています。

そんなところが今のプレーに関する近況報告という所です。
余談ですが、昨日まで中2日での4連戦が続いていました。我々のレベルですら正直かなりハードで体もかなり重くなっていたので、あのオリンピックがいかに過酷なものだったか想像が容易いです。結果は4戦全勝でいい流れで準決勝に臨めるところだったのですが、残念ながら今回は延期です。

また何かあれば報告したいと思います。

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