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良く起こるダブルバインド

子育てをされている方は、よく講演などでダブルバンドについて耳にしているかと思いますが、職場でも意外とこれが良く起こり、上司と部下間の信頼を損ねていることがあります。
今回はその代表例を挙げたいと思います。
あなたは某職場の上司です。
朝礼時や終礼時などによく「報連相(報告・連絡・相談)をしっかりしなさい」と部下に訓示しています。
部下が仕事の進捗の報告に来ました。
その時、あなたは手元の書類を見ながら返事を返していたとします。
この場合、部下には「忙しい時に話し掛けてくるんじゃねえよ」というメッセージが伝わります

次に部下が困りごとの相談に来ました。
あなたは相談の途中にデスクに掛かってきた電話を取り、そちらに集中します。この場合、部下には「お前の相談事などこの電話ほどの価値もない、帰った帰った」というメッセージとして伝わります
じゃあ、ということで来客用のソファーに移動して話に集中しようとしました。あなたはソファーで足を組み、また、腕組みをして話を聞きます。
この場合、部下には「お前の話を一切聞くつもりはない」というメッセージが伝わります

部下の立場として、このような上司を信頼できるでしょうか?
口では良い事を言いながら態度で拒絶しているわけですから。



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