石尾陸登選手、すごくないですか?
はじめまして。Tagと申します。
突然で申し訳ないんですけど石尾陸登選手の話してもいいですか?
noteって好きなこと書いていいって聞いたんで石尾選手の話しますね。
とりあえずなんて言うかもう石尾くんすごくないですか?
J2第1節と第2節の試合見て惚れちゃったんですけど、大卒ルーキーだってのにこの2試合に大いに貢献してくれてるというかもうかなり重要な選手として食い込んできてるんじゃないかって思えるくらいのプレーぶりだったんですよね。
思えば昨年(2023年)の時点で特別指定選手にはなっていましたし実力はもちろんあったんでしょうけど、なにせプレーが全然見られてなかったのでまったくノーマークだったんです私。ディフェンスのマルチロールってことは聞いてたので、ベンチにいたら助かるタイプだし交代出場で経験積みつつかなーとか勝手に思ってたんですが石尾くんごめんなさい。
そういえば石尾くんのパーソナルデータを紹介してなかったので、遅ればせながら紹介させていただきます。
石尾陸登選手とは
名前:石尾 陸登(いしお りくと)
所属:ベガルタ仙台
背番号:39
生年月日:2001年8月7日
身長/体重:181cm/72kg
出生地:愛知県
経歴:南姫FCジャーボア→JFAアカデミー福島U-15→JFAアカデミー福島U-18→仙台大(2023年/JFA・Jリーグ特別指定選手)→ベガルタ仙台(2024年加入)
寸評:仙台大学から加わったルーキー。最終ラインならば、両サイドでもセンターバックでもプレーが可能。一列前のウイングバックに入ることもできる。守備のカバーリングが速く、攻撃では自らドリブルでボールを運ぶなど、チームに前への推進力をもたらす。
(以上、ベガルタ仙台公式HPの選手ページhttps://www.vegalta.co.jp/team/top-39.htmlより引用)
クラブ公式の選手ページでは上記の通りです。2001年生まれですって。若い。当たり前だ。2000年代生まれだもの。
身長もなかなか高く、ディフェンスラインならどこでもこなせる上にWBでもプレー可能。実際に仙台大時代は左WB→3バックの左CB→4バックの右SBと1試合で3ポジションをこなしたこともあるとのこと。(引用元:https://web.gekisaka.jp/news/incolle/detail/?397933-397933-fl)
本人も語っている通り利き足に限らず両足使える選手だというのも、複数ポジションをこなす上でとても魅力的ですよね。
J2での2試合を見て
J2第1節 大分トリニータ戦(レゾナックドーム大分)
まず発表されたスタメンを見て驚きました。
というのも、左SBはここ2年主力を務めてきた内田裕斗選手が入るものだとばかり思っていたので。僕の中ではけっこうなサプライズでした。ルーキーで開幕スタメンなんてすごいなーって。
で、試合を拝見しまして。
まず思ったのは「え、めっちゃ良い選手じゃん」と。
走れる。蹴れる。運べる。守備の対応も上々。ミドルシュートも撃てちゃう。
何この子。スーパールーキーじゃん。と。言い過ぎかもしれないけど。
この試合、ファーストシュートが石尾くんのミドルだったんですよね。
GK正面だったけど鋭いミドルで「おおっ」って思って。
その後もドリブルで運んだり縦パス入れたりオナイウ情滋選手に対角線のロングフィードを届けたり(これはジョージ選手のスピードも凄かったけど)
ディフェンスでもクリアすべきところはちゃんとクリアして、ゴールライン際で相手の前に体入れてゴールキックに上手く導いてと対応も冷静。
というかディフェンスに限らずボール持ってる時に相手のプレッシャー受けてもすごく冷静に見えるんですよね。引き付けてからドリブルで躱したりってのを難なくやってのけるし。
あと縦パス出す時に低く強く蹴られるのも良いなって思いました。まさに刺すって感じの縦パス。
ロングスローも投げられるし、ホントもうなんなんですかね、ちょっとオールマイティ過ぎません?
54分のプレーなんかもうとんでもなく興奮しました。
自陣でのインターセプトから一人で50m近くかそれ以上かをドリブルで駆け上がって中山仁斗選手へラストパス。
シュートは惜しくもわずかに枠外でしたしオフサイドの判定もありましたが、すごいワクワクさせてくれるシーンでした。
残念ながら72分に足が攣って交代となってしまいましたが、ここまでのプレーで僕はすっかり心を掴まれてしまったのです。
J2第2節 V・ファーレン長崎戦(トランスコスモススタジアム長崎)
第2節となりました長崎戦。ここでも石尾くんはスタメンに選ばれ、2試合連続でのスタメン出場となりました。
2試合目は流石に驚きません。むしろ前節のようなワクワクするパフォーマンスをまた見せてくれるだろうかと期待を抱いていました。
ファーストプレーでは増山朝陽選手のドリブルに体を入れて突破を阻止。相手に簡単に走り負けないくらいには一定のスピードを兼ね備えてるのも良いですよね。
この試合の前半は長崎に押される時間帯が長かったこともあり攻撃面ではそれほど目立つシーンがありませんでしたね。
そんな中で活躍ではないですが、ちょっとほっこりするような一幕がありました。
それが22分のこの場面。
ロングスローの準備のため助走を取ろうとしましたが、長崎サポーターの方々(と向かって左はボールパーソン?)がピッチサイドで椅子に座って観戦していたため走路に干渉してしまう状況に。
石尾選手は避けてもらえるようお願いする仕草を見せ、それに応じていそいそと椅子を動かしてくれる周りの皆様。
繰り返しぺこぺこと頭を下げる石尾くん。かわいい。
ちなみに助走はとったけどロングスローはしませんでした。フェイント。
この試合は先述の通り相手がボールを持つ時間が長く、こちらがボールを持ったシーンでも右肩上がりの陣形を組むことが多かったため石尾くんは可変3バックの左CBで過ごす時間が長かったですね。
それでもボールに関わればトラップひとつで相手を躱してみせたり、中島元彦選手に縦パスをつけて攻撃の起点となるなど光るシーンもありました。
55分のピンチを迎えた場面では相手のクロスをバックステップしながらなんとかヘッドですらしてクリア。
長崎の増山選手が大外にフリーになって待ち構えていたため、もしも触っていなかったら…と思わされる1点モノのプレーでした。
ゲーム見直してて気付いたんですけど中山選手のスーパーボレーのシーンも相手のクリアを石尾選手がヘッドで相良竜之介選手に送ったところからなんですよね。
大分戦のインターセプトもなんですけど、石尾くんには「ここ!」っていう勘の良さがある気がします。買い被り過ぎかもしれませんが。
90分には足が攣ってしまい倒れ込むシーンも。すぐに足を伸ばしに来てくれるマテウスモラエス選手。勝手に起こそうとするギリェルメ選手をそっと制する相良選手。地味にナイスプレー。
ベガルタはこの時点で交代カードを使い切っていたため、この後は相良選手が石尾選手と立ち位置を入れ替わり石尾選手は5-3-2の2トップの一角として試合終了までプレー。
プロ初のフル出場を果たしました。
石尾くんがんばって!
この2試合で私はすっかり石尾陸登という選手のファンになってしまいました。
2試合連続で足が攣ってしまうという面もありましたし、これから課題にぶち当たったりとかもあるでしょうけど、大きく羽ばたいていける選手だと思っております。
このまま左SBでプレーするのであればライバルになる内田選手も良い選手ですし、CBにも右SBにも良い選手はいるから道は簡単じゃないだろうけど、せっかく開幕スタメンを掴んだのだからこのまま1年間レギュラーを務めあげるぐらい頑張ってほしい。そしてベガルタ仙台をJ1に引っ張り上げる原動力になってほしい。もうなんというかとにかく活躍してほしい。何言ってるんだかわからなくなってきた。
長々と駄文を書いてきましたが、石尾陸登選手のこれからのご活躍を祈念してそろそろ結びとしたいと思います。
次の出場機会も楽しみにしてます!!がんばれ!!
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