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手話を習ってみました

こんにちは、タガックスです。
最近、週1回手話教室に通い始めました。
先生はろうあ者の方であり、授業ではほとんど音声での言葉を発することなく進んでいきます。
1回90分のクラスの中で20~30個の単語やフレーズを覚える、なかなかにハードな授業です。
 
これまで特に興味を持ったこともなかったのですが、職場の朝礼で手話の練習をすることになりまして、それがきっかけで始めた次第です。
予備知識も、ましてやろうあ者の方とも接点も全くない状態で飛び込んでみたのですが、毎回発見があって楽しんでいます。例えば…。
 
●体の動きに注意が向くようになった
手話ではひとつひとつの動きに意味があります。手の角度、向き、動かす回数によって、意味合いが異なってしまうこともあるのだそうです。したがって、口頭での会話以上に、体の動きに気を使う必要があります。
教室での練習の際に、余計な動きを指摘されることがあり、自分で気付いていない動きの癖があることを初めて意識しました。それ以来、身振り手振りの癖を気にするようにしています。
 
●表情のコミュニケーション
特に「楽しい」「好き」「嫌い」「痛い」などの感情が伴う言葉の場合は、手の動きだけでなく表情でも表現することが重要だと教わりました。ここ数年はマスク生活のおかげで、自分の表情を意識することがほとんどなかったのですが、教室ではフェイスガード&マウスシールド装着で表情も含めて練習します。
「『悲しい』の時は表情ももっと悲しそうに」と指摘されて、悲しい顔ってどんなだったかな…と考え込んだり、自分が疎かになっているところを見直すきっかけになっています。
 
これまでは、手話は「障害を持つ人が、不便を補完するためもの」として捉えていて、身近にろうあ者の方がいたり、仕事で必要だったりしなければ、習ってもあまり意味ないかな…と思っていました。
ですが、実際に手話に触れてみることで、自分の普段のコミュニケーションを振り返るヒントをたくさんもらっています。
 
また、これまでコミュニケーションの取れなかった相手と会話できるようになる、というのは単純に楽しいですね!


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