人生を変える語学学習のススメ

1．オンラインのおかげで「語学学習」

コロナ禍において一気に普及したのは、言わずもがなオンラインイベントです。

世の中では様々なイベントがオンラインで開催されるようになり、

もちろんリアルでのイベントに比べて質の劣る部分は多少はあるかもしれないけれど、

それ以前の状況に比べると、格段に様々なイベントを経験しやすくなった状況となっているのではないかと思います。

私個人のことで言えば、オンライン普及のおかげでできるようになったのは、「語学学習」です。

縁あって私は今、「中国語」と「スウェーデン語」の2カ国語を同時に学習しているのですが、

これは「オンラインレッスン」があったからこそできていることだと感じています。

2．目標はベラベラにしゃべれることではない

「語学学習」なんてハードルが高いし、なかなかやる気が起こらないという方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

なぜそう思うかと言えば、私もそう思っているからです･･･(^_^;)

その一番大きい原因は英語学習におけるトラウマではないかと分析しています。

英語なんていつから勉強したでしょうか。

中学校に入る前にも英語に触れることは多少ありましたし、中学、高校と最低6年は学び、その上大学に入ってからも英会話教室に通っていたり、英会話サークルに入っていたりもしたわけですが、

それで今、しゃべられるようになっているかと言われたら、片言の英語がしゃべられるかどうかという状況です。

かれこれ10年以上は勉強しているのに、そのくらいしかしゃべられないのであれば、他の国の言語をこれから一から学ぼうとすれば一体どれぐらいの年月が必要になるのかと、

頑張ってしゃべられるようになったところで、1カ国語習得するのに10年かかるとして、それが叶った後に自分に残された人生はあとどれくらいでしょうか。

そんなことをしているうちに自動翻訳機も発達して、今まで自分が頑張ってきたことは何なんだと無力感にさいなまれる日が来るだけではないかと。

そんなことになるくらいなら自分は別に日本語だけでいいと、そんな風に思っていました。

ただ私は今、ベラベラしゃべれるようになることを目指して外国語を学ぼうとしているのではありません。

人を知り、国を知り、異文化を知るために、外国語を勉強しているのです。

3．主体的に語学を学ぼうと思う理由

英語を勉強していた目的って何だったでしょうか。

学校で授業があり成績に影響するから、受験での志望校の試験に必要だから、

もし海外旅行に行ったり、もし仕事で外国の人と接する時に便利だから、

あるいはしゃべれたらかっこいいから･･･？そんな理由も混ざっているかもしれません。

でもこれらの理由はすべて「自分だけのため」なんですよね。

「自分のため」で何が悪いと思うかもしれませんが、「自分のため」に行うこと自体は別にいいんです。

ただその「自分」の中に「相手」は含まれているだろうかと考えた時に、今までの英語学習はそんな感覚はなかったように思います。

マスコミの影響で中国に偏見を抱いている人も少なくないと思いますが、一口に中国人といっても様々な人がいます。

中国人で頑張っている人がいれば応援したいと思うし、その応援が自分のステップアップのためにもなるのであれば頑張ろうと思えます。

今、私が中国語を勉強しているのはそんな感じの動機です。

またスウェーデンはコロナ対策で世界の趨勢に飲み込まれずに、明確な意志を持ってオリジナルの指針を出した強さを感じる国です。

その国の文化に触れ、どこにその秘訣があるのか、その秘訣を自分に取り入れることはできないか、そういう気持ちからスウェーデンに行って見たいという気持ちが芽生えました。

その第一歩としてスウェーデン語を学ぼうと思ったわけです。

そして良いことにいずれもオンラインで語学のレッスンが受けられる機会に恵まれました。

どこまで行けるかわかりませんが、行ってみなければわからない世界があると思います。

以前の英語の学習が受動的な姿勢だったのに対して、今の私は中国語もスウェーデン語も極めて主体的に学ぶことができていると思います。