「問題」というのは気づいてナンボ
「あれやこれやとやることばっかりで問題は山積みだぁ!」
…そんな風に思える人は実は幸せなのかもしれません。
なぜならば、問題というものは認識して初めて解決への第一歩を踏み出すことができるからです。
私が様々な病気を持つ患者さんを診る医者の立場からみて思うのは、
多くの人が病気を治すための自分の中の問題を認識できていないということです。
認識できていないからこそ解決することができず、
認識できていないからこそ問題が次第にこじれていってしまうように私は思うのです。
病気の原因として真っ先に頭に浮かびやすいのは暴飲暴食とか運動・睡眠不足とか、
生活習慣上の何かしらの問題行動がまずあるのではないかと思います。
次に食品添加物とか、界面活性剤などの人体に過剰刺激をもたらしうる意識しづらい小さな物質の問題です。
ここまでは自分でも情報を集めたり、他人から指摘されることで比較的気づきやすい問題ではないかと思います。
ところが、これらの問題でさえ、そこに問題があることを認識できなければ対処することできないわけですが、
最も認識しにくいのは心の問題だと思います。これは基本的に本人にしか気づくことができない問題ですし、
他人が気づいたとしても本人にしか解決できない問題です。
だからこそ問題があると認識できていることは、まずスタートラインに立てているということで喜ばしいことだと私は思うのです。
もちろん、問題が認識されたからといって全てが簡単に解決できる問題とは限りません。
それでも、たとえ解決することが難しい問題であったとしても、
難しいということが認識できるのであれば、次の手を考えることもできるので、それはそれでやはり前進なのです。
むしろ「問題山積みだぁ!」と嘆いている時の状態というのは、
問題がいくつあって、詳細がどのような状態なのかが把握できていないというところに問題を感じるべきなのかもしれません。
一つひとつの問題がどういう状態にあるのかということを整理して、
その問題を解決する方法を丁寧に考えていくことができれば、
問題の山積み状態は成長するための大チャンスと受け止められるのではないかと私は思います。
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