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「迷ったら相談する」の前に知っておいてもらいたいこと

1.相談の有効性を左右する要素

何か自分の力では克服できない困難な出来事に遭遇した時には、

「自分の頭でじっくりと考える」のともう一つ、「誰かに相談する」という選択肢があると思います

「相談する」ことによって、自分がどれだけ頭を悩ませても思いつかないアイデアや、持っていない人脈を紹介してもらったりすることができるので、

難しい問題に直面した時には必ず「相談する」という選択肢を持っておく方がよいでしょう。

ただし、「相談する」というのは、普段より自分の頭でどれくらい考えているかによってその意義が変わってくると私は思っています。

もしも自分の頭であまり考える習慣のない人が「相談する」という選択をした場合、

その「相談相手」が話す内容の真偽であったり、妥当性であったりを判断することができないので、

「相談」が功を奏するか否かは、ある意味で運次第ということになってしまいます。

一方で、もしも自分の頭で考える習慣がある程度備わっている人であれば、

「相談相手」の言うことの善し悪しについても、ある程度自分で判断できるようになり、

どの「相談相手」の答えを受け止めて、どの「相談相手」の答えを受け流せばいいかといったことまでわかってくるようになると思います。

その意味で、「相談」の意義が高まってくるといえるかもしれません。


2.自分の頭で考える習慣がある人が行う「相談」とは?

そして自分の頭で考える習慣がかなりある人の場合ですが、

これはほとんど答えは自分で出せているんだけれど、あと一歩誰かからの後押しが欲しいといった場合に「相談」の選択肢を考えるのではないかと思いますが、

この場合の「相談」の意義は、自分の気持ちを確かめることにあるのではないかと思います。

すなわち、例えばある問題に対して「Yes」か「No」の選択を迫られている場面において、

自分の中では「Yes」だとほぼ固まっているけれど、どうしても決断しきれず、他の誰かから意見を聞きたいという時に、

その他の誰かから仮に「No」の返事をもらった場合に、自分の意見も「No」にひっくり返るのかどうか、ということです。

もしも自分の頭の中で9割以上「Yes」に傾いた状態での相談だったら、「No」と答えられたところでよほどの理由でない限り、「そうかやっぱりNoにしよう」とは思わないはずです。

つまり、この場合は必ずしも「相談」しなくても、自分の中で答えは決まっていると言ってよい状況なわけですが、

その自分の中で決まっているという気持ちを確認する際に「相談」というツールが使えるのではないかと考えられるのです。


3.「相談」の潜在性を最大限引き出すために

他人は自分を映す鏡」だという言葉をありますが、

それは、自分の心がはっきりしている状況において当てはまる言葉なのであろうと思います。

逆に自分の軸がぶれているような状況で、「相談する」という行為を通じて他人を見ていても、

どこに自分の拠り所があるのか全くといっていいほどわからないのではないかと思います。

「相談」は自分の可能性を拡げる大きな選択肢ではありますが、

その真価を発揮するには、自分の軸を持っておくこと、普段より「自分の頭で考える」習慣を持っておくことが必要不可欠ですね。

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