マガジンのカバー画像

bea

5
白緑と青藍の狭間。
運営しているクリエイター

記事一覧

夕暮れの色

夕暮れの色

久しぶりに会った。
誘われるなんて珍しかった。

前のようによそよそしくない
1年前のような声色で態度で
笑顔を見せて
自分の近況について話してくれた。
会話がなくてもリラックス出来た。
久しぶりに触れたあの子の手は
細く柔らかく、温かかった。
前は手に触れようとしたら少し避けられたような気がしたが
あの子からわたしに触れてくれた。

扉が開いたようで、
嬉しかった。
時間が経って外が暗くな

もっとみる
扉の閉まる音

扉の閉まる音

メンタルが不安定すぎて急に動悸が激しくなって謎の不安に襲われる今日この頃。

3ヶ月くらい前のあの日、わたしはあの子が犯した罪を知った。
そして今日までのあの子の状態もちらりと知った。
今更強く責めるつもりなんてさらさらないし、反省して自分と向き合い、今を生きようとするあの子を凄いと すごく頑張っていると思う。

謎の不安に襲われる時
その裏で
あの子のことを思い出し
そして、
無意識に比べよう

もっとみる
存在

存在

私にとってあの子は友達。

ずっとそう思ってきた。

酷いことを言ったりしてしまったこともあったけど
それは申し訳ないと思ってるし、そのことで私を嫌ってくれて構わない。弁解するつもりは無い。

1度だけ、2人で遊んだ時に
「あなたの前だと素を出せる」と言われたことがあった。

が、それはもう昔の話。
今のあの子は昔とは違う。

自分と向き合い、闘い、今を自分の夢へと突き進みながら生きると言う選択を

もっとみる
線

 「友達」について悩んだ時期があった2年前のあの頃。
 自分をキャラで演じていたあの頃。
 自分にとって誰が友達なのか分からなくなって、混乱して。
 友達の「基準」を決めようとした。
 でも基準なんて分からなくて、誰かに聞くのもしずらくて。
 「他人」と「友達」の「境界線」を探した。

 普通は、どこからが「友達」と言えるのか。
     どこに「境界線」があるのか。

 考えれば考えるほど、心に

もっとみる

あなたから離れたくない。

傷つけた私が言うことじゃないけど
それは思ってる。
だからあの時心配になったし、初めて少し怒った。
あの時、実は緊張してた。
嫌われそうで、離れていきそうで。

でもあなたが望むなら
私はあなたの選択を受け入れる
辛くても。

私に選択する権利は無い。