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河野裕/いなくなれ、群青

こんにちは、令和寛です。
今日は河野裕さんの『いなくなれ、群青』について、3分程度で、少しでも魅力をお伝えできればなと思います!
河野裕さんの『いなくなれ、群青』はこんな方にオススメです!↓↓↓
・矛盾する2人の複雑な関係を通して、恋愛の本質や可能性を思案したい
・移動と停滞のコントラストの中で幸せについて考えたい
・階段島の謎を解き明かしてみたい(ミステリー気分を味わいたい)
目次
河野裕さんの特徴作品紹介階段島について喫茶の時間(感じたこと)
○河野裕さん
著者の河野裕さんは、現役作家さんです。
作品の特徴はざっくりとこんな感じです!↓↓↓
【読解難易度→高校生〜大人まで】
思慮深さ:◎
感性:○
読み易さ:◎
キャラ造形力:◎
構成力:◎
思慮深くも読みやすい青春ミステリーといったところでしょうか??


○ 『いなくなれ、群青』作品紹介(140字)
七草は「捨てられた人々の島」で目を覚ます。島での生活は平穏だったが、ある日、許せない出来事が起こる。
【移動と停滞、双方の本質。群青の中の輝きは、何を照らすのだろうか。】
ありのままの可能性について考えさせてくれる、感情的で論理的な青春ミステリです。
○階段島について
本作品の序盤で猫が、移動と停滞について発言しています。
停滞:不幸とも幸福とも遠い場所
移動:不幸もあり幸福もあり
皆様はどちらが好きでしょうか?
言い換えると、安定と成長(リスクアンドリターン)とかかな…。
恋愛で置き換えると、
衝突(停滞)と迎合(移動)
前者の方が動かない星空のようでちょっとロマンチックですよね、後者はなんだか現実的ですよね。
階段島は前者のように感じます。
そうすると、移動の世界は現実の世界ですかね。
ありのままと適応に優劣をつけるの難しいですよね。ただ、ここで一つポイントなのは停滞も移動も理性的判断によるものだと思います。
しかし、感性も人間には備わっています。
そこを如実に体験できるのが本作品で、哲学的思考を感情的判断が覆う面白い作品です!
○喫茶の時間(大人的見方)
本作品の魅力は二つあります!
一つは島の謎、もう一つは七草と真鍋による2人の関係性です!恋愛青春ミステリーと名付けることもできますが、ライトそうに見えて結構、思考が深掘りされているので、恋愛や幸せについて考えてみたいかたにとってはオススメな作品と言えます。ゴールデン期間中に訪れてみてはいかがでしょうか?
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本日もご精読いただきありがとうございました。
依然としてコロナ収束の目処は立っておりませんが、皆さまのご活躍を心からお祈り申し上げます!! #読書好きな人と繋がりたい #読了 #いなくなれ群青 #河野裕

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