さつまいもアラカルトでクロスロード(多文化共生)開催しました!

パリの石畳ケーキ・スイートポテト・大学芋3種のおやつ


9月18クロスロード(crossroad)を開催。

私は2015年よりFeel at homeと言う任意市民団体を主宰し体験型の居場所つくりをしてきました。畑で夏野菜や冬野菜を作り出来るだけ収穫したものを材料に取り入れ料理教室・コミュニケーション講座を開催してきました。コロナ下集まることがなかなかできずにいましたが、2020年12月よりFeel at home活動の一つとして京都府の交響事業の助成金を多文化共生するという分野で申請認可団としての活動を始めました。crossroadについて書きます。(正式には2021年4月より)


<行政への疑問と不満をちょっと話しておく>
crossroadとはいろいろな方々との交流 多文化交流である。
京都府に申請をして多文化共生という分野で助成金をいただいている。
京都府在住の外国籍の方との交流が主である。京都府は外国の方々に日本語を教えたりすることで必ず外国の方が参加していること。という規定がある。

が、多文化って本当に外国の方たちが参加しないと多文化にならないのだろうか?そうなのか?と疑問を持っている。

日本人でも地域によって文化は多いに異なる。
また、病気の人であったり、障害を持っていたり、男女・・・言い出したらきりがない。
そして、社会学のY先生がおっしゃるには「文化は温度と密接な関係だ」
『気温が違うことで食べ物が異なっているのだ。食習慣、食べ物が違うと文化習慣も違ってくる。地球規模で考えてもそうなのだ。』と。
行政・仕組を作る側の方々がこういうことを知ってくださっているのだろうか?自分たちの手が回らないことを市・府民にうまくおしつけているんのか?どうなのかなと思うことはある。
助成金は飲み食いするもの・持ち帰るものなど個人が所有したりする者には1円も出ない。クラフトにしても見本の分も出ない。つまりすべて参加者負担になる(後で書くが、パーティーをして交流を深めるのが外国の方の当り前→ここが文化の違い!と言えると一年の経験で掴んだこと・儲けている人は日本語もそのほかも出来るか助けてくれる人を雇えるということ)

そして外国籍の方々だけではなく、京都の場合は住んでいる市民や府民の意識の持ち方も変えていく必要があるのではないかと思う。(英語が話せない・偏見など)その日本人の意識を変えるための講演会などは参加者は日本人を相手にすることになる。ひょっとして人口が少ないとっ人との関りもむつになるのではないかとも思っている。

日本人の意識を高めるために社会学の先生のお話など講演会を開催するとしてもボランティアでと言うのは申し訳なさすぎる。
外国の方が参加されない時には講師には助成金が使えない(><);
受け皿の知識などをアップさせることも「おもてなしきょうと」いうのであれば教育が必要ではないかな?と思うわけだ。
それもすべて自費となると集客と言うことも考えなくてなならない。
なぜ行政は多文化と言うだけで外国の人ととなるのだろうか?ね?
(ボヤキでした…)

crossroadの活動大前提

『人はいろいろな条件や特徴を持っている。だからこそ関心を持って話をしたり聴いたりする 仲間である』と言うこと。


<さて、crossroadの活動のきっかけについて>
crossroadの活動の始まりは私のクライエントTさんのお友達関係が外国人が多いということを知った事がきっかけだ。
「あなたの友達がなぜ日本人の新しいお友達じゃなくて外国の方なの?」ということを教えていただけるなら教えてほしいと訊いたたところ
「外国の方は『私、統合失調なんです』と言っても
『あ、そうなの』と言う感じで話している途中で
顔が変わったり、引いたりされることが無く個性として受け止めてくださる感じ一つの個性みたいな感じでとらえてくださる。
でも日本人は ニュースで何か事件が起こった時に精神的な病気・特に統合失調症は怖いみたいな感覚で引かれるんです」と話してくれた。
だからTさんは自分が統合失調症であることも隠しているという状態でした。就職して働くときも自分の病気を隠して勤めて首になったこともあったと。
加えて 彼女が知らない土地に結婚して行った時に【困った】経験があったということ。誰に相談したらいいか?一人で困ったという体験がある。

さらに、日本語が上手く使えずお医者さんにかかるときにとても困っている外国人に遭遇したことなど いろいろ教えてくださったのです。

彼女が個人でしていることを 「何か一緒にできるといいね」と言いだした頃に コロナの影響で【外国の方といつも集まっている喫茶店も集まりにくい】ということの相談も受けたりしていたので
「じゃあ、我が家を使っていただいてもいいよ」ということで、2020年12月に初回の集まりを持ったのが始まり。


<その後の経過>

当初はやる気満々。ただし、人が来て受付・司会進行や会を運営していくということは中々難しいようで、自分の気になることがあると全体を見るのではなく興味の鉾席へ行ってしまう。と言う状態。
半年ほどして慣れてきたかと思うと 「もう一年やったので終了します!」
と言い出した。そりゃまあそうなんだろうけれど、活動していくうえでの会費の事や 京都府からの助成金を申請するにあたって 企画書を提出するときにしっかりと説明し同意を得たと思っていたが…これは独り相撲だったのか?と思って凹んだり。そこで自分がやるのだと自分事になり3か月経過。ある日「やっぱり、やります~」と再登場のTさん。
「じゃあ、と説明をし直しますね」と二人三脚が始まる。
そして、毎回参加のOさんが手伝ってくださるようになった。

<どんな話がでるか?一部紹介⑩項>
参加者の方に日本に来て良かった事や困った事などをお話していただき、情報を共有

① 大学の教授と学生の関係(京大制や卒業生が)を話し意気投合していました。それは日本の大学の在り方の大変革をしてほしいなーと言うことも含めて(@@); 教授と学生の関係性について盛り上がっていました。内容は同じ土俵で話したり考えたりするのではなく 教授が上、学生が下という上下関係が強い(これは彼らの在籍する大学がそうであるということです)
これでは研究は発展しないね等。そんなことをはっきり言うとゼミから追い出される~って。自分の国では考えられないよ。みんなでワイワイ言いながら創っていくんだよね。と言ってました。

② 公衆トイレの事はなぜあんなにきれいなのか?という質問がありシルバー人材などを使って京都市や府が対応していることを伝えた。自分たちの国ではありえないって。誰でもタダで使えてきれいと言うのがすごい!ということでした。

③ 戸籍の事。戸籍の登録とかないので 財産は誰に渡すか死ぬまでに考えて文書にしておく。日本のような法定相続人と言うような制度はない。戸籍があるから法定相続人を調べられる。

④ コロナになってアルバイトは外国人から切り捨てられて困った。

⑤ 写真・観光客の記念写真を撮って仕事にしていたが、コロナ下で仕事にならない。収入が減る、どうしたらいいかわからない。これは事業としての対応があることを伝え 収入が減ってことを申請し助成金がいただけるように どこに相談するといいか 案内した。(私は英語が今一なのでTさんが対応)

⑥ 中国から日本に仏教を広めたいと来ているお坊さんが、日本の事を知りたい!と日本語の勉強をしたい。これもTさんが対応。

⑦ 誰かと話したい。コロナになって家での仕事が多く 人と話すことが減った。これについては月に一度第3日曜にcrossroadの活動をするので足を運んでもらう。

⑧ 事業を始めたいがどうしてるんだろう?ということで事業をしている若者(もちろん外国籍)と 以前appleに勤めていたという40代の男性を合わせてあげた。 銀行とのやり取りやビザの取り方が普通に暮らしているのとは違うということを知った。

⑨火鍋を作ってもらった。本場の火鍋、辛くてお湯でしゃぶしゃぶして食べる人、食べられない人も出るくらい辛かった!

⑩ BBQは人気
  おおよそ時間にゆったりな外国の方。BBQの時は皆さん時間少し前に全員集合でびっくり!肉が好きなのか?!遅れたら肉が亡くなっているかも!と思ったそうです。鳥しか食べれないお国の方、あれもこれも駄目で野菜だけの方。じゃあどうしてBBQに参加するの?みんなと話したい!!って。

今までの中での印象的な話は 再掲もあるが、
「公衆トイレがきれい・そして無料」が一番日本に来てビックリしたこと。次は「財布など落しても戻ってくる、治安がいい。」ということ。困った事は「コロナになって話す人場所が激減・バイトは外人から切られる」
などなど書ききれない。

外国の方は日本語が知りたい。日本人は少し話せるようになりたい。そんなこともおやつを食べながら話す。

<今回の話>


おやつが芋だったからか?
日本人だけ。4名の参加。
統合失調症を持っている方が2名。
そのうちのおひとりMさんは郵便教へお勤め、Tさんは今介護職を週に3日入ってらっしゃる。
小学生女の子と2人持つお母さん(夫いらっしゃいます)と私。

働くことについて
子育て中も工夫がいるとか TさんやMさんが統合失調症を持ちながらどうやって就職したのか?と言う話題。オープン就労(統合失調症であることを告げて)の話などはじめコミュニケーションの方法などを ゆっくり・深く約2時間話しあった。
子持ちのお母さんは夫婦の問題を乗り越えて働きだした。
子どもの頃、『給食の叔母さんにあこがれていた』と言うことが、最近思い出したこと。学食にアルバイトで入っておられるんです。

参加者4人は顔見知りではあったが、個人的に互いにさらに深く互いを知ることができた。

<活動を通して感じた事や考えた事>

私自身 コロナ下でもあり 食事を共にすることを出来るだけ避け
お茶とケーキだけで話す2時間と思って始めた。
しかしながら、外国の方々と交流していく中で、パーティを開催し飲んだり食べたりしながら会話するというのが常だということが分かった。(これこそ文化の違いじゃんか!と声を大にして言いたい)日本人とはここが大きく違うように感じられる。(その費用はもちろん実費をいただく。)

会場費などは助成金として申請できる。コロナ対策も出る。しかし1/3である。 まあ会計を回していき赤字にならぬようにしていくことが大事。
行政の対応としては外国の個人事業をしている方が使えるサポートシステムがいきわたっていない。(これは情報を英語を話せる仲間に伝えその方が外国籍の方に伝えた)。だから多文化共生で日本語を教えるというようなあんちょあこな考え何か?と疑問に思うくらいだ。
仕組があるが有効活用になっていない。これは介護現場でも精神のサポート体制も 仕組はあるが互いに連携が取れていないことが多いのが現状に感じる。そいうこともcrossroadの月に一度の集まりで話題に出てくる。

【多文化共生って平たく言えばみんな違ってる考えで協力し合うこと】


解り合いたい事は 外国の方も親子の問題がある・夫婦の問題がある・コミュニケーション能力にたけている方もそうだ無い方も
日のン人と同じようにある。

ただ大きな違いは
自分の考えを出していくか出さないでいるかが大きな違い

とくにアメリカ系の人は出さないと生きていけない。
ヨーロッパは出すけれど相手の事も考えつつと言うような感じ。
それこそ国の成り立ち・背景を知るとおのずとわかる。

日本の風土として「みんな同じ」が刷り込まれている
みんな同じであればロボットでいいわけだとも思わずに
それが当たり前になっている

金子みすゞの「みんな違ってみんないい」の体感覚がアップするとおもっている。


<今後のcrossroad活動予定> (4月・5月もやりました)


今日はたくさん書きましたが最後まで読んでくださってありがとうございます。

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よろしくお願いいたします。

Feel at home | Facebook

(1) tae. かみくらたえ(@taesan2010)さん / Twitter




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