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ヴィンテージ古着の楽しみ方。ディティールで年代を見分ける方法

ヴィンテージ古着の人気は、90年代などのアイテムを中心に再熱しています。ヴィンテージとは「年代物でデザインや素材に価値があるもの」を指し、その魅力を知ることで、古着の楽しみ方が広がります。

ヴィンテージの判別に欠かせない主要なディティールは以下の4点

- ネームタグ
- ジッパー
- ボタン
- 襟の形


ネームタグでの年代判別

50年代以降の特徴

レジスターマーク(「®」)が入っていること。逆にそれが無ければ40年代以前と判断できます。

60年代以降の特徴

インクを使ったプリントされたネームタグ。1960年以前は、繊細な刺繍が多い。

ジッパーから見る年代の特徴

タロン社のジッパー
ジッパーのデザインの変遷を追うことで製造年代を知ることができます。

フックレス社のジッパー

タロン社の前身メーカー。1937年以前で、希少価値が高い。

コの字留めジッパー
40年代以前の特徴。

42タロンジッパー
60~80年代のもの。

ロケット型タロンジッパー
60~90年代の軽いアウターやボトムスに使われる。

ボタンのディティール

細かいデザイン

40年代以前に多く、一つひとつに手の込んだ繊細なデザインが特徴。

月桂樹のデザインのジーンズボタン

40~50年代初期に生産されたもの。

襟の形で知るシャツの年代

外側に向かって長く、弧を描く襟
40年代の特徴。

トップボタンを外すと開襟になるデザイン
50年代の特徴。

細く小さな襟
60年代の特徴。

大きいまっすぐ尖った襟
70年代の特徴。

古着選びの際、上記のディティールをチェックすることで、そのアイテムの年代を見分ける手助けとなります。しかし、復刻版なども存在するため、複数のポイントを組み合わせて判断することが大切です。

画像引用: 別冊Lightning Vol.170 ヴィンテージの教科書

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