7月2日。夕刻。徒然に。
令和5年 7月2日。 夕刻。 徒然に。
( 夫は 起きてきて 薬を飲んだだけで眠ってしまい、 夕方になっても 滾々と眠っている。 気持ちがいいか と声をかけたら、 小さく頷いた)
永遠と 呼ばれるものの なき 道を ゆくから楽し君は笑いて
死の後も 変わらず ここへ いるからと ゆうべ笑った 恵比寿顔なり
なぜこうも 眠りに落ちて しまうのか 君は 己に 訝しがりて
不具合の 出やすくなった スマートフォン おのが 寿命へ 持ちたると言う
医師の笑み 君のいのちの道程は さらに五年は 保証されたし
息ながく 細くともあれ 息ながく 君の 最後の 春は長きぞ
毎月の 検査結果を 読み上げて 君よ 夫婦で まだ 春ぞ見る
われ 残す それを忘れうるほどに 君のいぶきはすこやかになり
まだ 聞かぬ 最後にかわす 言葉なら われらの道をゆきゆきてから
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