『自分の普通』

本当は世の中に「普通のこと」なんてものはない。誰しも多かれ少なかれ、悩んだり苦しんだりしながら、それでも生きようと日々を過ごしている。世の中の一人一人、得手不得手もある。「普通のこと」なんていうものは幻想で、みんなが毎日をこなすために戦っている。

健常者と呼ばれる人だって日々奮闘している。障害者と呼ばれる人だって日々奮闘している。「一般とか普通とか」それは社会の幻の概念だ。誰しもが自分の持てるキャパシティーの範囲で目一杯の日常を送っている。平たく見れば個人個人が「何らかの障害者」だ。

誰しも自分の欠点に苦しんだり、社会に押しつぶされそうになったり、そんな中、やるべきことをやろうと頑張っている。自分のできなさ加減にうんざりしながらも頑張っている。誰一人として同じだけの力量はない。「普通や一般」なんてものは、個人の上に置いて一切あり得ない。

「普通にできて然るべきこと」それは一人一人のキャパシティ中である種の重圧である。そんな幻想のために、健常者である人も障害者である人も、無駄に苦しむ。出来る人が出来ない人を差別してしまう。もっとおおらかに個人個人の中にある「自分の普通」でもって生きられる世の中だったらいいのにな。

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