アングルの天体。自分の社会における欲求や意識について。

私の本業は『漫画家』である。

自分の中の『漫画を描いていきたいと言う意欲』。
様々な人の話を聞いたり、その悩みに答えたり、若い子と常々話していたり、ここ最近そんなことをずっとしてきた。
人の悩みを聞いたり、相談を受けたりするたびに、これを発信していきたい。あれを発信していきたい。描くべきテーマはまだまだ山のようにある、そう思う次第である。

先日、ちょうどお父さんと話したばかりであった。
『あなたのやり方は、人の自立を妨げてはいないか？そして、それに時間を使うことで、あなたが本来やりたいこと、漫画を描いていくと言う時間の多くを削られてはいないか？突き放すことも大切なんだぞ。若い相談者が自分の頭を使い、自分の意思で道を切り開く場を、あなたはつぶしているのだよ』

耳が痛かった。
客観的に冷静に、信頼のおける人から意見が欲しかった。
それで、今日、西洋占星術師の友人であるユリシスさんと話した次第であった。

なんと、先日まさにお父さんから言われたことを、ユリシスさんの口から聞いた。

なぜ、私がユリシスさんに相談するかと言うと、ユリシスさんは厳しい答えを私に言って、そのことで、私が傷ついたとして、私がユリシスさんと話すことを恐れてしまうこと、距離ができてしまうこと、そういうことを覚悟で、1番厳しい意見を言うからである。

ここからは、西洋占星術の話題も入る。
私にとって大事なことだから、先程の話を反芻し、記録しておきたいのだ。

まず、アングルと言うもの、アセンダント、ディセンダント、春分点であるIC、MCに乗ってくる天体配置の話に触れたい。

私のアセンダントは、ハウスが射手座であり、水星が重なっている。
対岸であるディセンダントは、ハウスが双子座で6ハウス、ディセンダントに月が乗っており、アセンダントの水星とポジションである。

ここに加わるが、私の12ハウスの海王星は6ハウスの土星とオポジションであり、私の共感能力は、憑依体質と言っていいほどものがある。

私のアセンダントの水星は、射手座であり、より深く高い思想や思考の探求を求めており、それを広く世間一般に噛み砕いて発信していきたいと読むことができる。
20歳から漫画家である私は、幼少期から文章や絵画などで発信すると言うことを続けてきたが、今でも発信し続けている状態である。
そして、発信したいと言うテーマはまだまだたくさんある。

しかし、ディセンダントのアングルに乗っている月は、個人として弱っている人への共感、思い悩む若い世代への共感、個人的な対応に、自分が負担を感じていても、時間も力もジャブジャブ使ってしまう傾向にある。

もちろん、そこには、自分の海王星の異常なまでの共感や、自他の区別なく受け入れて行ってしまう、相手の心を読んでしまって取り込んでしまうと言う過剰な性質が非常に大きく関わっている。

私のMCには、冥王星が乗っており、広く社会全体に向けて、自分が個人個人の人たちに感じている総論を漫画として発表していくこと、そのスケールいや、キャパシティーを天体からもらっている。

つまりは、私は個人を相手に共依存的な状態に陥ってまで相手の悩みや弱さに心を砕くと言うことを続ける事は、私自身の生まれ持ったホロスコープの望みというか、使命というか、本来、自分がそうありたいと言う『社会的自己』『漫画家として描きたいといったテーマの執筆と発表』それをやりたいと言う欲求に、完全に蓋をすることになってしまう。

私の太陽は1ハウスにあり山羊座である。
MCに冥王星が乗っており、ICに牡羊座の火星が乗っている。

西洋占星術をかじった人なら、ここまで書けば、なんとなくわかるだろうけれども、私の創作意欲は、ふつふつと純粋に燃え続けており、それは決して個人個人に向けてではなく、社会と言うもの、広く不特定多数のターゲットへ向けて発信し続けていくことで、自分が学び、自分が高まり、余計な負担がかからず、心身の健康を保てて、純粋に苦痛なく生きていられる状態が保たれるのだということである。

YouTubeや、文章が書けたら文章、漫画といったツール、そういった不特定多数に向けた発信している状態、それが私の健康的なニュートラルな状態であるのだ。

私が煮詰まる時、私が疲れる時、心身が不調に陥る時。

様々な場でいろんなことをして自分を試してみたが、今現在の自分が長電話が原因で、仕事する前に疲れ果ててしまったりとか、個人個人の悩みに全力を使いすぎて、自分の本来のやりたいことであり、描かずに死ねるかと思っている。執筆中の漫画の筆が止まったり、そんな寄り道があまりにも続いたとき、私は疲弊して目的意識を失い、元気がなくなると言う事はよくよくわかった。

時に、心身を病むほど、他者と共感することがある。
助けなきゃ、私で何とかなるなら、そんな思いで自分自身の活動をストップすると、私の心身の異常は顕著に現れる。

わかっていながら、それをやっていて、見かねたお父さんに話をされ、概ね理解し、今、自分の意識がその窮屈から飛び出して、広く発信活動をしていきたい、ちょうど今漫画が波に乗っている。

けれども、どうしても自己満足的に悩みを抱えた個人個人に自分の時間を使いすぎる、私は一体何をやりたいのだと、ここはきついことをきっぱりはっきり深掘りしてくれる、ユリシスさんに第三者の目から見てガツンと客観的な意見を正直、耳が痛かったが、思い切って言ってもらったのだった。

アングルに乗っている月や蠍座のブラックリリスが、傷や悩みを抱えた人を引き寄せる。
共依存的な関係を築いてきたこともしばしばだ。

原点に戻ろう。
1ハウス山羊座の太陽は、社会と言う場に自分をプロフェッショナルとして認めさせたい、孤独であってもである、ただただ仕事に没入したい、世界にそれを発表したい、社会の中で輝きたいと言う願望を持った星だ。

アセンダント射手座の水星もまさにそうである。

本来あるべき自分、自分が心の底から願う自分。

漫画を描くと言う、文章を書くと言う、YouTubeで発信すると言う、確かな目的のある社会の中に、自分をぶち込むと言う行為。

そもそも、自分は幼少期からずっとそうやってきたじゃないか。

惰性で生きるじゃないよ、と自分に言いたい。
最近、あらゆることを試してきた。
その上で、お父さんからの言葉、ハウス加賀谷さんとのYouTube、せっかく燃えている漫画を早く入稿すること。そして描くこと。

今日、ユリシスさんからお父さんが言ったことと、全く同じことを言われ、耳が痛いだろうけど、私は言うよと、真剣に話してもらい、ここで目が覚めなかったら本物の馬鹿だなと思いながら、忘れないように文章に残したところである。