あなたならどうする?人間らしく死ぬか…死人のように生きるか

私はなぜガンになったのか?

シリーズで書いています。

私にとって「ガンになった理由」が大事だった。
必ずこの経験は意味があることだって思ったから。

ガンになっても
すぐ死ぬわけじゃなかった。
ステージⅢって結構な進行ガンだけど乳がんは
生存率がガンの中では高いほうで、
私がイメージしていたガン患者とは少し違っていた。

抗がん剤の副作用があるときは
生きた心地がしかなったけど、それが治まれば、
何もなかったように元気に戻る

2週間に1回、抗がん剤を受けていたけど
抗がん剤の日から1週間は死人のように動けなくなり
その後、1週間は人間に戻る

ただ、髪の毛は見事に抜けてしまった。

その事をすごく気にしていたら・・・

「ICONIQ」みたいやん?別にいいやん。

って彼が言った。

「ICONIQ」って💦

知らない人もいるかもしれないけど
今は伊藤ゆみっていう名前の女優さん
昔、化粧品のCMで丸坊主姿で出演し、話題になった

画像1

イヤイヤ…
美人だから成立する「坊主」でしょ。
普通はこうはならないから。

抗がん剤を経験して、
「何かがおかしい」と私の身体が常に訴えていた。

髪の毛が抜けるぐらい強い副作用
手足のしびれ、全身のむくみ、免疫低下…

違和感しかなかった。

何度も何度も心の声を聞いて
やっぱり私はどうしても治療には納得できなかった。

転院したこともあって、抗がん剤を通常より長く・・・8か月ぐらい受けて、身体がボロボロになっていた。

「抗がん剤が終わったので、次は放射線25回とホルモン療法を10年行いましょう」

と医師は、マニュアル通りに標準治療を勧める

だけどもうこれ以上、自分の身体を不自然に痛めつけたくなかった。


「放射線とホルモン療法はやりません。治療はやめます」

そう言うと

医師はかなり強い口調で

治療を諦めるってことですか?再発したら何も治療できないかもしれないですよ?手遅れになってもいいんですか?

って…

そうなんだ…

そんなの知らない。

でも、私は、これ以上、女性としての自分を壊したくなかった。
ホルモン療法も放射線も・・・髪の毛が抜けるわけじゃない。

しかし、放射線を身体に毎日当てて、ホルモン療法は10年間続けて

ガンがたとえ無くなったとしても、違う病気になりそうなくらい、身体にとって不自然だと思った。


この選択は決して、よい子のみなさんには、真似してほしくはない。


ただ私は自分の身体と心の声に素直に従ってみただけ。

その代わり、食生活はかなり改善した。
デザートなどの甘いものや肉が大好きだったけどほとんど食べていない。
砂糖や白ご飯、パンやうどんなどもほぼ食べない。

本当に正しい選択は誰にもわからないけど
抗がん剤に放射線、ホルモン療法とフルセットで治療しても
再発する人は再発している

ということは食生活とか生活習慣を変えない限り、変わらないんじゃない?

っていうのが私の答え。

でもね、この決断って結構勇気がいるし、周りには理解されない。
逆に、周りから心配されすぎてストレスを感じてしまうかも。

それでも、私は自分の声を信じてみようと思う。

未来を心配しても仕方ないし、私はもうじゅうぶん人生やりきったから。


だけど、抗がん剤が終わった時点でもまだ
自分がガンになった理由を見つけることができなかった。

その答え探しを続けることになる・・・

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