私はなぜガンになったのか?

乳がんが見つかったのは2018年10月、47歳のときだった。ガン告知をされたその瞬間…「ガーーン」って頭の中でオヤジギャグが一番最初に思い浮かんだ(←かなりアホなんです💦)

それぐらい、自分の事とは思えなかった。きっと、自分が一番冷静だったのかもしれない。家族に告げたときは父親は顔面蒼白になり、娘は泣き出した。恋人に告げた時は、かなり驚かれた・・・。それでも私はまるで他人事のようだった。

「そんな事より仕事どーしよーーー」ってまた私の「アホな声」が頭の中でつぶやいている。

その時の私は、目の前の仕事をこなしたくて・・・「なんで私なん?」っていうより「なんで今なん?」って感情でいっぱいだった。仕事でちょうどステージアップをしようとしていたとき、なぜ今なのか??

これによって、1年近く仕事をセーブしないといけなくなった。会社の経営はスタッフにある程度任せられるが、起業コンサルの仕事はたくさんのお客様を抱えていた。「もっともっと仕事したいのに、なんで??」・・・それしか頭になかった。

そんな事を考えていたからか・・・それとも病気前と同じように、仕事で飛び回っていたからか・・・私は1度の手術で済んだはずなのに、約4ヶ月間で合計3回の手術をすることになる。結局、乳房を残した温存手術でよかったのに、全摘しなければいけなくなった。

乳がんはステージ3

ステージ4が一番重いので、そこそこの進行ガン。ガンになって初めてわかったけど、病院では、がん治療は、標準治療が主で、ある程度、一律の決められた治療しかしてくれない。。。。と言ったら…いい方が悪いけど、どこの病院でも同じ治療が受けらるように、標準治療というものが決められている。

でもガンは一人一人違うし、何より、本人が今後どう生きていきたいのか?それを最重要視してくれる医者は私の周りには少なかった。当然、医者の使命として、「命」が最優先だと言われる。

「当たり前でしょ?」と思うかもしれないけど、ガン治療はそれほど生易しいものではない。壮絶な副作用を耐えなければならないし、その副作用は一時的とは限らない。一生続く場合もある。

元と同じような生活が送れる保証はない

「それでも命が重要か?」って聞かれたら正論は…もちろん、「YES」なんだろう。でも結婚も離婚も経験し、子供も成人して、下の娘はもう就職も決まっていた。私はその時、「私の役割は終わっている(責任は果たした)」って感じていた。

もし子供が幼かったら、どんな形でもしがみついて生きようと決意するだろうけど、

私の人生、やりたい事やったじゃない・・・

そう思っていた。だからこそ、ただ「命」が欲しいんじゃなくて、自分の命を輝かせて残りの人生を生きたいと思った。家族は悲しむと思うけど、それでも私は自分にそう誓った。

ガン告知をされてからずっと、

「私はなぜガンになったのか?」

その答えをずっと探してきた。私が病気になったことは、たいして意味がないのかもしれない。でも私は、この病気には必ず意味がある・・・・そう心の声がずっと叫んでいたのを聞き逃さなかった。

そしてようやく最近、その答えがわかった。

私がガンになった理由・・・


あーー

長くなりそうなのでシリーズにしていいですか(;^_^A

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