窓枠屋さんと、甲子園で動くお金の話
今日は「全ての部屋」の窓枠を窓枠屋さんに調べられるという日なので、止むを得ず全ての部屋をピカピカにしたらば、やたらと小さな音が反響するようになって、くしゃみなどしようものなら倍音が聞こえる勢い。
しかも木の床を歩くと、冬に黒澤映画の古い城の中を歩くような、パシパシいう緊張感の高い音がするではありませんか。
これではフローリングでは無く、ただの板張り部屋です。
(私が裸足なのも原因なのですが)
うちにはお茶菓子というものが無く、干し葡萄や胡桃しか無いのでどうしようかと思っていたら、片付けの際、押し入れから出てきた熊本醤油をお隣のキョーコさんにあげたところお返しに和菓子をくれて、それがお客様(窓枠屋さん)の人数にピッタリだったので、喜んでいます。
さあ、薬缶を火にかけよう。
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窓枠屋さんがやってきて、窓枠チェックが終わってから、一緒にご飯を食べに行き(初対面だけど知人の知人)、そのとき教えてもらった話。
窓枠屋さんが高校生時代、窓枠高校(仮名)が何十年ぶりかで甲子園出場になったそうなのですが、そのとき、大量の野球部員、OB、ご家族やそのまわりなどを甲子園に運ぶために、大型バスが「50台」、来たそうです。
50台!!!私が中学のとき、クラスが13あって、修学旅行は13台のバスで行ったけど、あれもなかなかだった。あれよりもっともっと凄い。
そういえば父の地元の高校が甲子園にいったとき、OBやご近所に向けた「弾丸バス応援ツアー(もちろん4列シート)」なるものができて、80近い父は野球好きの甥2人と一緒に千葉から甲子園に行っていた。
校庭、学校周りにバスがぐるり。大変な騒ぎだったそう。
1台に50人乗るとして、50台で2500人。
さらに「新幹線組」というのがあって、これもまとめて、新幹線を貸切り状態にして、甲子園に行ったそうです。
学校によってその移動人数は違うと思いますが。
その3000人だか4000人だかがハイシーズンに移動して、食事、宿泊、そして帰りの交通。
それが関西圏を除いた都道府県分、あのあたりに押し寄せるわけです。
「だからね、すんごいお金が動いているわけですよ、あの夏には」
「もしかして帰りのお土産屋さんも提携されて・・・・」
「それはない(キッパリ)」
以前野球部の息子を2人追い込んでいた妹が
「北海道なんて甲子園行くのに2億くらいかかるんだよ!」
なんて言うから(妹はもともと極端に説明の足りないタイプです)、
「なんで試合に行くのに2億円かかるのよ」
と全く訳がわからなかったのですが、このことを言っていたのね。
窓枠屋さんからはその他に、
家庭用窓枠の多くはアルミであって、原料は商社をかませてオーストラリアかブラジルから仕入れているけど、円安だから以前より30%くらい原価が上がって大変だ、などなど、面白いお話を伺いました。
私は専門性の高い話を聞くのが好きなので、自分のしている仕事や研究内容を(素人に)語りたい!という方は御連絡ください。
ではでは、サロンでお会いしましょうね!
(2014年10月1日の記事)
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