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生い立ち6〜18歳から20歳〜

18歳から20歳

高校3年生の進路決定時
私はネイル関係の専門学校へ行きたいと考えていました。
母に相談したところ、
“行かせてあげるお金がない。ネイルがしたいなら働きながら勉強してほしい”
“就職でもフリーターでもなんでもいいから、実家にいてほしい”と言われました。
どうしようか悩んでいた時に
学校からの就職先一覧に1つだけ地元で事務職があったので
とりあえず受けてみようと思いました。
その会社を受けてみたところ、
3人いた面接官の男性のうちの一人にすごく気に入られ、採用になりました。
入社後に知ったのですが、その男性が人事部長だったらしく、
3人採用予定だったところを、4人採用にしてもらったようです。
この当時からおじさまに気に入られる能力発揮してますね。わら。
とりあえず受かったから行ってみるか程度の気持ちで
高校卒業後にこの会社へ事務職で入社しました。
携帯等の基盤に使用している部品を作る会社でした。
入社後、品質管理部に配属されました。
仕事内容は顧客様から返却された不具合品を調査し報告する部署でした。
毎日ピンセットを相棒に、色々な検査をしていました。
全く事務職らしくない事務職でしたね。
色々な方がいましたが、人間関係は良好な方だったと思います。
というより私が周りに合わせることができただけかもしれません。
初めて社会に出たこの会社で、上司や同僚と仲良くやっていく術を
身につけたと言っても過言ではないと思います。
まず周りを観察して、どうグループが分かれているかや
誰と誰が犬猿の中なのか把握する。
自分はどの人とどの程度関わりを持つべきなのかなど、
いろいろ判断できるようになりました。
これは今でも、転職するたびに使える技術なので
この時に身に付いてよかったなと思います。
転職時に新しいコミュニティーでうまく馴染めないという方も多いと思います。
この私の新しいコミュニティーでの観察の方法も記事にすれば
皆様の参考になるかもしれないと思いますので、
また改めて記事にしようと思っております。
あまりにたくさんの仕事量に耐えきれず、
精神的にしんどくなり涙が出るようになってしまったので
1年半ほどで退社しました。
母は“せっかく就職できたのに…“と渋っていましたね。
人生で就職していたのはこの1社だけなのですが、
1度は正社員で働くという経験をしてよかったなと思います。
私は正社員という責任に耐え切れるほどの精神は持ち合わせていない、
もっと気楽に少ないストレスの中で生きていきたい、
その日のうちに一区切りつけられる接客業がいいということが
わかっただけでも、この会社に就職した意味はあったなと思います。
この会社でもたくさんの方に可愛がっていただきました。
金髪で部長から注意しろと言われていたのに
“お前はしっかり仕事してくれているからそれでいい”と庇ってくれた課長、
3時の休憩時によく飲み物をご馳走してくれた係長、
私が電話対応を優先的にしなければならなかったのにも関わらず
いつも電話対応してくれていた先輩、
いつも飲みに連れて行ってくれていた先輩方、
会社の噂話をいろいろ教えてくれるお姉様、
一緒に愚痴り合える同僚、
みんないてくれてよかったです。
感謝の気持ちでいっぱいです。ありがたい。

正社員の仕事に疲れ、精神がズタボロだった頃に
母が“知り合いが子犬譲ってくれそうなんだけど、飼う?”と
もらってきてくれたのがはな(黒毛のミニチュアダックス)でした。
動物の力って本当にすごいんですよ。
毎日仕事が嫌で泣いていたのに、
はなが来てから精神が安定してきたんです。
いいタイミングで来てくれたなと。
愛犬の世話をするという行動も、精神安定には効果があるのかもしれません。
はなが側にいてくれてよかったです。


生い立ち7〜21歳から25歳〜へ続く…



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