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聞こえない親を持つ聞こえる子どもコーダ(CODA)

NHKのドラマ『デフ・ヴォイス』で「コーダ」という言葉を知った。このドラマが凄いのは、聾者や聴者という境がない。聴者が聾者の役をやっていないのだ。本物の手話の迫力がドラマからも伝わってきた。また、差別や偏見がリアルだ。

「どうせ聞こえないからわからない」と喫茶店で手話の会話を見て茶化す若者に対して、コーダである役の草彅剛が手話でやり返す。「君も酷いこと言うね」と聾者役の益岡さんは手話で笑いながらいう。草彅剛は「どうせわかりませんから」と日本語音と手話で話す。

これは今、すぐNHKプラスで見てほしい。
https://x.com/taechi_k/status/1743991825931854193?s=20

コーダである苦悩は、福祉の現場で働く私にとっては知識として知ってはいた。しかし、本当にわかっているかと言われれば知らない。手話で話す人は周りにいるわけじゃない。しかし、耳が遠くなっていく高齢者はたくさんいる。手話ではなく手振り身振りのようなもので伝えることはよく会った。その人とコミュニケーションをとる中で、お互いにわかる、通じるようなものができることがあった。それでもかなり時間と労力を要してやっとだった。

コーダの苦悩は幾許のものか。想像ができない。
想像の翼を広げて、差別や偏見がなくなれば、それにはやはり知らなくてはいけない。知らないことが差別や偏見につながる。

#コーダ

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