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オーロヴィル探訪 ①

ポンディチェリー旅行最終日程は、オーロヴィル見学でした。

オーロヴィルとは、『世界中の人々が人種、宗教、国際、文化の壁を越えて結ばれるヒューマン・コミュニティーの実現』というビジョンのもと、約60ヶ国の人々が暮している環境実験都市とのこと。
ワタシは特にそういった思想に傾倒していませんが、インドの中のヒッピー文化的なところかなと興味しんしん。
そこでポンディチェリーを起点にYU子も巻き込んで、旅行計画を実行したのです。
ところが。
ここへ来る前に訪ねたオーロビンドアシュラムの神聖な雰囲気に、少々腰が引けてしまったことは前回のラストで書いた通りです。
なんか思っていたよりずっと真面目でおごそかな感じ?
ともかく行ってみないとわからないし、すべての人々に開かれているらしいので、拒否られることはないですよね?
ワタシにしては珍しく、気合いを入れてポンディチェリーから出発しました。

タクシーで山方面に走ること30分強、すっかり田舎の山奥らしい景色になってきたなと思ったら、ホテルに到着。
チェックインをすませ、身軽になった我々がそのまま道なりに歩いていくと、そこがオーロヴィルのビジターセンターでした。
まずはここでパスをもらい、矢印に沿って緑多い小道を進んでいきます。
途中いくつか施設があり展示品も多少あったようですが、施設関係者らしき人は誰もいない。
我々と同様の観光客もどんどん先に進んでいくので、とりあえずついて行くしかなさそうです。

それほどきつくはないものの、はっきり山道っぽい登り坂を上り切った先、ようやく拓けた場所に着きました。
ここがオーロヴィル全貌を見渡せる展望台でした。
眼下にオーロヴィルの象徴的建築物、マトリ・マンディル(金色の瞑想ホール)を眺めながら、思い思いに一服したり写真を撮り合ういろんな国の人たち。
想像以上に気持ちのいい終着点でしたね。
でもこれって、単なるトレッキングなのでは?

後からYU子に聞いてみると、マトリ・マンディルに入って瞑想するツアーなどももちろんあるそうです。
ただ早朝スタートの予約制のみらしい。
なのでそういう本気?の人以外は、だいたいこの展望台をクリアして終了するみたいでした。
ワタシにすれば、粛々と瞑想をしている人の邪魔をしなくて、かえってよかったと思う。
しかも帰りは送迎バスが往復していて、炎天下でかなり体力を消耗していたのでとても助かりました。
あれだけ必死でたどった山道も、バスだとビジターセンターまであっという間でしたね。

そしてこのビジターセンターには展望台終了コース用の入口があって、そこから改めてセンター内に入るとまた別世界があったのです。
そこは単なる観光客たち(YU子&ワタシ)が、大喜びするアイテムだらけ。
ああやっぱり世俗まみれの我々よ。




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