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南インドで家を建てる(妄想)

近場とはいえ、住む場所を変えながら色々なルートでウオーキング(散歩)を続けていると、その間様々な妄想が浮かんできます。
と言うのもこの辺りは基本住宅地で、その家がまたこの土地ならではでとても可愛いのですよ。
おもちゃのブロックを積み上げて作ったような四角形がベースで、色もパステル系を組み合わせていてカラフル。
大きい家も小さい家も、自分の財力と好みに合わせて好き放題に作った感じがすごく伝わって来るのです。

建築に関する規制もずいぶん緩そうだし、なによりあまり天災(特に地震)を気にせず建てられるところが心底うらやましい。
ここの建物はほぼコンクリートとブロックとレンガで出来ていて、つまりは石の家ばかりです。
暑くて乾燥している所なので石という素材がベストでしょうが、周りが自然の緑だらけなので素っ気ない感じは皆無。
恵まれた気候のもと力いっぱい伸びている椰子の木に負けじと、ファンシーカラーで対抗しているようにも見える家たちです。
さてワタシだったら、ここにどんなお家を作りましょうか?

さすがにこの歳だと終の住処になるでしょう。
住むのはもちろんワタシ1人なので、大きな家はいりません。
2LDKぐらいで十分だから平屋で大丈夫。
その代わり天井を少し高めにして、ちゃんと活用できそうな広々した屋上も作ります。
こちらは外階段を設置している家が多いのだけど、ワタシもあれは絶対つけたいです。
窓はできるだけ多く大きくとって、とにかく風が抜けるように。
家をぐるりととりまく庭には、大きい椰子の木とモンキーバナナの木が最低でも1本ずつは欲しいかな。
後は管理がしやすい花や緑を適量散らばせて。
そしてこれは購入する土地の選択によるのですが、門を出てすぐの道路にたっぷり木陰をつくってくれる大きな木があればベストです。
またその道路を隔てたお向かいが公園だったら言う事なし。
一般道の樹木も公園も管轄はお国らしいので、場所探しは最重要ポイントになりますね。

仕上げのカラーはすごく迷うと思います。
飽きがこないといえば無難なオフホワイトや明るめのベージュ、そこにポイントカラーでアクセントと確かに考えがちですが。
でも実際いろんな家を見比べてみると、パステルグリーンやパープルなんかのファンシーカラーがけっこう素敵なんですよ。
褪せていく過程も考慮して最初は派手な色で気分を上げ、次は落ち着いたカラーにしてみてもいいかもしれない。
どうやらやっぱり気候の関係でペンキの劣化が早く、割と頻繁に塗り直さねくてはならないらしいので。

ともあれ、今のワタシにはマイソールの気候はとても合っているので、こんなところで老後を過ごせたらかなり幸せだと思います。
ひとつ問題なのは、建築時間がずいぶんかかる事でしょうか。
ゆっくりしたインド時間で働く人たちのペースもだけど、もしまだ更地ではない所に建てるのだとしたら、そこの整備からスタートですからね。
最悪まだ建物が残っている所だったら、かなりの大ごとになるのは間違いなし。
だって、ハンマーで壁をぶっ叩くことから始めるんですよ?
すぐに住み替えたいワタシは、たぶん待てないと思う。

以上、実現する可能性0の妄想におつきあいくださって、ありがとうございました。




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