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【無料セミナー】中小企業のための海外知財戦略-外国知財対応のプランB-

2024年4月26日(金)14時~17時、東京都知的財産総合センター主催のセミナー
弁護士が伝授!外国知財対応のプランB~合わせて知っておきたい助成金~
に登壇します!

セミナーの概要

本セミナーは、東京都の中小企業の方を対象に、既に海外で事業展開をされてる企業の方、または、これから海外に進出することを考えている企業の方向けに、自社の技術や商品、ブランドを海外(特に中国)で保護するために、どの知的財産を使って、どのように保護していくか、について、実際の事例やデータを踏まえてお話していきます。

ウチは中国には進出しないから関係ない、と思ったそこの御社!
世界で流通する模倣品(知的財産侵害品)の8割は中国から輸出されていると言われています。また、最近では、大谷翔平選手の氏名が、中国企業により商標出願されていることもニュースになっていましたね。

グローバルな知財侵害問題を根本的に解決するためには、やはり中国での知的財産の活用と、その前提としての出願を考えていかなければなりません。
そして、知的財産権は、本来的には、その行使により侵害行為を排除するためのものですから、出願戦略は、権利行使と一体的に考えるべきであり、その理解が不可欠であると思います。
本セミナーでは、これまでの私の中国における訴訟や警告、行政対応などの経験も踏まえ、中国企業や日本企業の近時の実例を交えながら、「外国知財対応のプランB」について、具体的にお話していく予定です。

外国知財対応のプランBとは

「プランB」とは、東京都知財総合センターのご担当、田村さんが考えたタイトルです。
例えば、技術を知的財産権で保護しようとする場合、真っ先に思いつくのが「特許権」だと思います。それが「プランA」。
でも、法制度としては「実用新案」だってあるわけで、場合によってはそちらを活用した方が良い場合もあるかもしれない―そのような問題意識が、センターの方ではあったそうなのですね。

私も全く同感です!詳細はセミナーでお話しますが、中国においては、もっと実用新案の活用を考えた方が良いと、常々思っていました。
実際、日本でも大企業を中心に、あえて中国だけ実用新案を出す、というように、戦略的な活用を考える会社さんも増えているのですが・・・

私が日ごろ歯がゆく思っているのが、日本企業の場合、「こんなアイデアで権利が取れるわけがない」とへりくだって決めつけてしまい、何らの出願もされない、技術の「とりこぼし」がいかに多いか、ということ。実際に、中国で様々な製品の模倣について相談を受けても、何の権利もないので、何も対応できないというケースが多かったのですね。これは非常にもったいないことです。
このように、今回のセミナーでは、知的財産の中でも、日ごろ、見逃されがち、後回しにされがちな権利・出願や対応にスポットを当て、意外な活用実態についてお話していきます。

当日お話する内容

当日お話するテーマは、以下の4つです。

○特許出願のプランB~実用新案登録出願を活用しよう~
○商標出願のプランB~著作権登録を活用しよう~
○既に類似商標が出願されていた時のプランB~異議申立・不使用取消制度を活用しよう~
○特徴あるデザインの早期権利取得のためのプランB~無審査国における意匠出願を活用しよう~

今日、ちょうど実用新案のパートの資料作りが一通り完成して、意匠に取り掛かり始めたところです。それぞれのトピックは以下のとおりです。

実用新案パート
意匠パート

助成金を活用しよう!

外国出願というと、中小企業の方にとっては、翻訳も含めて、費用の負担が大きく、なかなかそこまで手が回らない、ということもあるかもしれません。
今回のセミナーでは、最後にセンターの方から、上記4つのテーマに即した助成金制度についてのご紹介があります。
審査などはあるかと思うのですが、とても心強いですね!

このセミナーをきっかけに、ぜひ、助成金の利用も念頭に、自社の海外知財戦略を見直してみて頂ければ幸いです。

私自身、海外で働くということが夢だったということもあり、同じように海外で頑張りたいという人・会社を応援したいと思っています。私自身が、このセミナーでお話しさせて頂けることを、とても楽しみにしています!

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