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夫が単なる「セフレ」だった頃の話

…小説書きたいです。
でも今日は時間がありません。

なので、時間がなくても書けそうなネタを一発かましておきます。

「夫が単なるセフレだった頃」

ふふふ。

私が夫のことを「好き」になってから、実際食事に誘うまで、2年の月日がかかりました。

私が31歳、夫が36歳の時…
ようやく、夫を食事に誘うことに成功しました。

それがきっかけで、私は夜な夜な夫の住むマンションに通い始めました。
夜中、息子が寝た頃を見計らって、自宅を出て…
(ちなみに私は当時、息子とともに実家住まいでした)

数回通ったのち、何となく「流れ」で一発ヤってしまいました。
当時、私には前夫がいました。
(ちなみに諸事情で別居してました)

で、今の夫と一発かました数日後に、私はあっさり前夫と離婚しました。
それが、13年前の3月。

4月に入り、夫の部屋を訪ねる回数も増えました。
夜な夜な向かい、そして一発ヤって、朝起きてから実家に帰る、という感じです。

お互い「好き」という言葉は言いませんでした。
何度ヤっても。

で、4月後半。
しびれを切らした私は、夫に

「付き合おう」

と言いました。
しかし夫の答えは「NO」でした。

いわく、女性のことが、信用できない。
まだ彼女はいらない。

…ひどい話ですよ。
あれだけヤっておいて。

苦し紛れに、

「何とも思ってないのに、ヤることはヤったんかい」

と私は言いました。

その時の夫の答えが、

「何とも思ってない、ことはない」

でした。

…ということは、まだ救いがある。
私はそう思いました。

結局、「付き合う」という契約をしないまま…
月日は過ぎていきました。

そして、その年の10月。
私は相変わらず、週に5日は夫の部屋で過ごしていました。

「私のことは必要なん?どうなん?」

と聞いたことがあります。

「俺、それよく聞かれるねん。もう面倒くさい」

夫はそれだけ言って、背を向けました。
思えばこの頃が、一番しんどかったですね。

夫は、自分をさらけ出すのが苦手な人です。
さらに、前妻に浮気をされたという過去もあります。
夫も夫で、女性不信だったのだから仕方がない。

今でこそ、そう思えますけど。

この当時、どれだけ悩んだことか。
もういっそ、夫のことをあきらめて、別の男を探そうとしたこともありました。

「セフレ」以上の何物でもない。
本当に、そう思っていました。
でも、たとえセフレでも、一緒にいられるだけ幸せだと思っていました。

この関係が変わったのは、1年後です。

夫がマンションを引き払い、一軒家を借りて移り住みました。
一軒家はマンションよりも、私の実家に近いところです。

原付で3分ほどの所で、家主は私の母です。

1年後の3月。
ワンルームマンションから、もうちょっと広いところに引っ越したい…
と夫が言いました。

ちょうど私の母が、空き家になっている一軒家を所有していました。
そこでどう?
ということになり…

あれよあれよという間に、引っ越しが完了したのです。

引っ越しが完了した時、夫は私に家の鍵を渡してくれました。

ほぼほぼ「同居状態」になった時…
初めて夫が言いました。

「これ、事実婚やな」

引っ越しをして、1年くらい経った頃です。
その言葉が、どれほど嬉しかったか。

それから1年後。
ようやく、入籍を果たしました。

長かった…!!!
よく耐えたよ、私(笑)

そして夫は、酔うと時々言います。

「俺1人やったら、無理。だから多恵がおらんかったら、困る」

…でしょうね。

夫が1人で生きていけないくらいには、甘やかしてきましたから!!!

***

この記事は、フォローさせていただいている「皐月まう」さんが「セフレ」について書かれていたので、思い付きで書いたものです。

あー、私も似たようなことがあったな…と。




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