見出し画像

二重まぶたにした話

私は、子供の頃から「一重まぶた」でした。

小学生、中学生くらいの時は、それほど気になりませんでした。
一重まぶたといっても、細目ではありませんでしたし。

中学3年生になり、ジュンという彼氏ができても、一重まぶたはコンプレックスにはなりませんでした。
ジュンは私に「可愛くして」「化粧をして」とは、一言も言わなかったからです。

自分に自信があったわけではありません。
しかし、腐りに腐っていた腐女子時代…
自分の「見た目」には、それほどこだわっていなかったのです。

自分のことより、大事なのは「萌え」。
そんな10代半ばでした。

そして20代。
相変わらず「女らしく」なることはなく、私は大人になりました。

息子を出産してから働いたガソリンスタンドでは…
よく男に間違えられていました。

ところが、そんな私を一変させたのが、「風俗」という仕事です。

当然、自分の見た目に責任を持たなくてはならない。

生まれて初めて、「メイク」に力を注ぎました。
そんな時、気づいたのです。

一重まぶただと、アイラインが隠れてしまう。

試しに、アイプチで二重にしてみました。
すると、アイメイクがうまくいくようになったのです。

やっぱ二重かぁ…

しばらくは、アイプチでがんばっていました。
しかし不器用な私は、アイプチだとどうしても「不自然」な感じになってしまうのです。

そこで、私は決意しました。
美容整形での、プチ整形です。

当時、美容整形の情報は、雑誌に掲載されている広告でした。
今ほど、インターネットは普及していませんでした。

私は大手美容外科に電話をかけ、カウンセリングの予約を入れたのです。

カウンセリングの時、希望の二重幅を聞かれました。
あまり不自然にならない程度のラインで、ということになりました。

その日のうちに、埋没法の手術を受けました。

まず、麻酔薬を点眼し…
まぶたに麻酔を注射して、まぶたの裏に糸で「玉留め」を作るという方法です。

その費用、約10万円。
ソープランドで働いていたので、そのくらいの出費は痛くもかゆくもありませんでした。

術後しばらくは、まぶたが腫れました。
当然、仕事は休業です。

腫れが引いたころ、仕事に復帰しました。

常連のお客さんには、

「あれ?なんかキレイになった?」

と言ってもらえました。
素直に嬉しかったです。

二重になってから、鏡を見るのが楽しみになりました。
アイメイクも、とても楽になりました。

しかし、数年後…
左目だけ、一重に戻ってしまいました。

どうやら、目をこすりすぎたのが原因のようです。
ショックでした。

私は、ふたたび埋没法を受けることにしました。
そしてインターネットで、情報を集めまくったのです。

色々比較して見つけたのが、大阪市内にある美容外科でした。
料金は、両目2点留めが3万5千円。
安い!!!

しかも、保証あり、となっていました。
万が一、一重に戻ってしまった時は、無料で再手術できるとのこと。

そして再び、私は埋没法の施術を受けました。

以来、十数年…
二重まぶたをキープしております。

基本、面倒くさがりなんですよね。
アイプチとか、メザイク(二重アイテム)とか。

そのうち、アイラインを描くのも面倒になって、アートメイクもやりました。
あれは痛かった…

機会があれば、アートメイクの記事も書こうと思っています。




この記事が参加している募集

サポートしていただけると、飛び上がって喜びます。 明日への活力、記事アップへの励みになります。 私にとってのリポビタンDです! (そこはレッドブルとかモンエナと違うんかい!)