話術って大事。自分語りを上手く聞かせることが出来る人プロだと思う。
今日は家のシロアリ点検。
保証が切れる前の点検だけど、何事も無いことを祈るばかり。
待っていたら、午前11時ぴったりに、作業員の方が来て作業開始。感じのいい人で、用意した図面を確認後、早速始めてくれました。
何をしているのか床下のコトなので見えませんでした。でも、隅々までくまなくチェックしているようで、リビングで待っていると、床下からヨイショと声が聞こえてきた時は、思わず笑ってしまいました。
点検が終わって、上がってきたので、そろそろ報告受けて終わりかなくらいに思っていたら、ここからが業者さんの本領発揮です。
自分が虫嫌いな事に始まり(シロアリの仕事なのに)、シロアリや害虫の生態、自分の経験、同業者の仕事ぶりから、元請けさんの内部事情まで、ありとあらゆる話を織り交ぜ、最終的に見積もり出して、見事に30分近く話していきました。
元々、こちらもやるつもりで、面白おかしく聞いていたので、話しやすさはあったんでしょう。それでも、30分話すって、なかなか出来ないんじゃないでしょうか。
これと同じ体験を車の購入時にもしました。そこでも、営業さんが話す話す。車のことはもちろん、それ以外の話も面白いんです。走行距離の話から、自分が海ほたる飛ばして通勤していたとか。別の営業さんは、見ている車その物について(車検や年式など)だけ話していて、お客さんもあまり興味を示していませんでした。
こんな話ばかりしていると、私が営業に弱いように思われるかもしれません。
いえいえ、そんなことはありません。
必要に対しては、お金を出すだけです。
高い物買うときは、少しでも信用出来る人にお願いしたいですよね。それがこの二人の営業さんの共通点。この人から買いたいと思わせる。こっちの聞きたいことにプラスαした話で、その人の人柄や、仕事に対する誠実さを感じさせてくれます。
もちろん、商売なのは十分承知の上。
それでも、気持ちよく買い物をさせてくれる営業さんの話し方は、とてもプロだと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?