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辛いコトも振り返れば美しい思い出。ステキな思い出と共に。オススメの本Vol.2

どうも起きるのが昼近くになってしまう私。いい加減にしたくて、現在徹夜で強制早起きプロジェクト進行中。なんてことない、完徹して、寝ずに明日を迎えるってコトです。

dTVで3本映画を見れば(現在2本目終了)、大体4時過ぎくらいになるので、眠気と脳みそ疲労に負けず、息子のお弁当をモチベーションに必死で起きます。朝活動できてたら、新聞買ってコーヒーで自分にご褒美しよう。


さてさて、皆様、「つみきのいえ」という絵本はご存じでしょうか?


2008年アニメーション作品として発表され、絵本にもなった作品です。映画祭で賞をとったり、テレビなどでも取り上げられていたので、記憶の片隅にある方もいると思います。


水没してゆく街、おじいさん、積み木のように積み上げられていく家。



上へ上へと積み上がった家が、ある日、また水没しそうになると、おじいさんは更に家を建てようと大工道具を持ち出します。すると、誤って道具を下の階へ落としてしまいました。潜水服を着て大工道具を拾いに、下へ下へ。潜っては潜る間に、過去の思い出と出会い読者もその思い出に一緒に浸ります。

おじいさんの思い出は家と共に日常を映します。悲しいこと、素敵なこと、歓びに溢れていること。どれもおじいさんにとっては大切で愛おしいものだったに違いありません。


絵本の中ほど現実は単純ではありませんが、どんな思い出も、自分の足で歩んできたもの。嬉しくても、恥ずかしくても。楽しくても、辛くても。私の平凡な人生でも、そんな積み重ねで出来ています。いい思い出と共におじいさんくらいまで積み重ねていきたいと思います。


最後に、この本は地球温暖化による海面上昇を問題視している側面もあります。今、声高にサステイナブルやSDGsが脚光を浴びていますが、この本の出た2008年には、海面上昇を問題視して、それをわかりやすくアニメーションや絵本で人々に伝える人がいました。それから13年。世界は変わり続けています。ようやく政府も重い腰を上げ始めた、この2021年。おじいさんのように、水の中に潜らなくてもいい世界を、子ども達に残してあげたいですね。


「つみきのいえ」是非一度ご覧ください。

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