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おすすめの洋書(3)The Giving Tree

私が読んだ中で特に印象に残っている洋書を紹介します。第三弾は、絵本「The Giving Tree」です。

読みやすさレベル:YL1.8
語数:620語

洋書として紹介していますが、むしろ日本語でもいいので読んでほしいと思う本です。とても有名な絵本で、邦題は「おおきな木」です。

一本の木と男の子のお話で、はじめは小さな子供だった男の子と木ですが、男の子が大人になり、一緒に遊べなくなると木は男の子(大人になっていますが、おじいちゃんになってもthe boyと表現されています)のために男の子の要求にすべてこたえていきます。
解釈は人それぞれですが、私は親子の、とくに母親から子に対する無償の愛と自己犠牲を感じました。ただ単純にきれいなお話ではないので、読了後はモヤモヤが晴れません。ぜひ、この物悲しさを味わってほしいです。もちろん英語で読んでもしっかりとその気持ちは味わえるはずです。

絵本なので語数も少なく、読みやすさレベルも1台ですが内容は深く、大人向けと感じるほど読み応えがあります。まだまだ多読を始めたばかりの頃に読んだ本ですが、易しい英語でスッと情景というか、文章の中身そのものが染み入ってきたのを覚えています。
私は少し複雑な本になるとついついSはこれ、Vはこれ、Oは、、、この単語の意味は、、、と頭の中で英文を分解してしまうのですが、この本は日本語に訳す前に英語を英語のまま理解するというのを感じられた本でした。

同じパターンが続くのでとても読みやすく、branch, trunk, stumpなど木に関する単語が覚えられます。親子で読むのもいいかもしれません。

書店や図書館でも比較的出会いやすいタイトルだと思いますので、見かけた際には手にとってみてください(◍•ᴗ•◍)

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