ぼくが、好きなことを仕事にして暮らすようになったきっかけとは?その2

こんにちは。
とくちゃんです。

前回書いた、
「ぼくが、好きなことを仕事にして暮らすようになったきっかけとは?その1」
の続きです。

で、
前回も書いたように、
好きなことを仕事にされている方々に、
何人もお会いして、
好きなことの見つけ方や、
好きなことをいかにして仕事にしていくか?
あるいは、好きなことでいかにして儲けていくか?
のノウハウを教えていただきました。

そうして、
WEB系のシステム開発で、
お客さんのやりたいことを引き出して整理して、
開発者の方につなげて、
それを実現してもらう、
という、
今の仕事に近い方のやり方で進めるようになり、
それなりに楽しく仕事をできるようになってきました。

しかし、
そうやって、楽しいはずの仕事をやっていくと、
いつのまにか、
毎回ほぼ同じような形で
行き詰まりを感じるようになってきました。

それは、
毎回、
「認められない」
という思いが、
強くなってくるのでした。

会社員の頃は、
誰よりも頑張って仕事をしているつもりなのに、
なぜか、上司も周りも評価してもらえない。

「自分ばかり」
犠牲になっている。

そんな風に、
感じていました。

また、
しばらくして、
独立して、
同じような仕事をするようになりました。

フリーランスになったばかりなのに、
ぼくに発注してくださるお客さまもいて、
ほんとうにありがたい限りでした。

そして、
売上も上がり始め、
収入も、
多少ながら、
会社員時代よりも、上がり始めました。

しかし一方で、
すごく頑張ってやっているはずなのに、
なんか、周りの方々に、
「評価されない」
「認められない」
と、強く感じることが、
増えてきました。

それでも、
独立したてで、この仕事を失っては、
家族も養えないし、
なんとか頑張らないと、
と我慢してやろうとしましたが、
結局、
最終的に、
契約面の条件が合わなくなり、
契約も途中で終わってしまいました。

その後も、
別のところで紹介してもらった仕事でも、
ほぼ毎回のように、
「認められない」
と感じる出来事が起きて、
それでも、
「頑張って」
やり過ごそう、としても、
結局、理由はいろいろと違っても、
仕事そのものを打ち切られてしまう、
ということが、
繰り返されました。

さすがのぼくも、
これは、ただ頑張っていたのでは、
ダメだ、
ちゃんと、
この、
「認められない」
という気持ちそのものに向き合って、
見ていかない限り、
変わらないな、
と感じるようになりました。

で、
前回も少し書きましたが、
最初は、心理カウンセリングを受けたり、
心理学系のワークショップで学んだり、
しました。

ですが、
ぼくは、ですが、
あまり合うものに出会えませんでした。

なんというか、
自分の内側に、感じるべきものがあるのに、
誰かが作った考え方、
という枠組みを、
当てはめていくように感じて、
違和感を感じたのです。

実際になんどもカウンセリングを受けたり、
学んだことを実際にやってみたりしましたが、
しっくり来ないことが
多かったので、
結局、やめてしまいました。

そんな中、
独立して出会った方々の中で、
経営者の方で、
けっこう瞑想をされている方が多いのに、
気がつきました。

また、
ぼくも会社員時代、
尊敬していた当時の社長が、
瞑想をされていて、
そういう話をしてくれていたことも、
ありました。

じゃあ、
瞑想をやってみよう!
と思い、
本に書いてあるように、
やってみました。

ただ、
ぼくは、わりといろいろと考えちゃう方なので、
これでいいのかな?
合っているのかな?
と、不安になってしまい、
イマイチしっくりきません。

ですが、
とにかく、
やりたくてしょうがなくて、
やっていました。

理由とか、
人がどう思うか?
とか、
関係ないんです。

やりたければ、
とにかくやる。

で、
こんなことがありました。

あるとき、
すごく頑張って仕事して、
なんか、ぼろぼろに疲れてしまい、
終電を逃して、
タクシーで帰っていました。

タクシーの中で、
イライラして、
ほんと、疲れ切って、
なんでこうなんだろうな、
と感じていたときに、
ふと、
「そうだ、瞑想してみよう」
と思い、
タクシーの中で、
静かに瞑想を始めました。

瞑想は、
目をつむっていれば出来るので、
車の中でも出来るのも、
いいところなんですよね。

で、
やってみたら、
それまでストレスまみれだったのが、
なにか、体中からボロボロと剥がれ落ちていく感じがして、
すごくスッキリとしました。

それまで、自分でも気づいていなかったのですが、
自分で勝手に
「認められていない」
と思い続けていて、
勝手にイライラしていました。

それが、
瞑想をしたことによって、
いったん、そこにこだわりを、
手放すことができた。

そうしたら、
スッキリしたんですね。

悩んでいるときって、
自分で、ある思いにしがみついているときが、あります。

たとえば当時のぼくの場合、
「自分は認められていない」
という思いを、
強く持ち続けていました。

その状態で、いくら頑張っても、
しんどくなるばかり。

そんなとき、
瞑想すると、
ちょっと、意識がほかに行きました。

そのときやったのは、
吐く息と吸う息に意識を向ける瞑想でしたが、
ふだん吐いている息や、
吸っている息に、
意識を向ける、
なんて、しないわけです。

でも、
そこに意識を向けてみる。

そうすると、
まずは、
むちゃくちゃいろんなことを、
考えていたんだなー、
と気づきました。

ふだん、
内面を気にしていなくても、
内側に意識を向け始めると、
自分がごちゃごちゃと、
ずっといろんなことを考え続けていることに、
気がつく。

それでも、
また吐く息と吸う息に意識を向け続けると、
だんだんとそうしたことも気にならなくなり、
しまいには、
悩んでいた、
「認められない」
という思いからも離れて、
ただ、呼吸だけに意識が向きました。

すると、
気がついたら、
楽になっていたんですよね。

悩みって、
自分で思いをつかみ続けることで、
「悩み」
に昇格していきます。

でも、
呼吸でも、歩く動作でも、
なんでもいいのですが、
悩みからいったん離れて、
ほかのことに意識を向けてみる。

すると、
悩みから離れられて、
自然と解消し始める。

そういうことを、
自分の体験として、
感じるようになりました。

そこから、次第に、
自分の中でも変化を感じるようになってきました。


これ、
ぼくの場合は、
「認められない」
という、承認欲求のところだったのですが、
人それぞれ、違うと思いますけど、
自分の中に、モヤモヤするもの、
どうしても離れられない思いのようなものがあるとき、
そこにいつまでもこだわっていても、
なかなか解決していきません。

それよりも、
他のものに、
一度意識を向けてみる。

そうすると、
離れることで、
自然と解消し始めることが、
あります。

ご参考まで。

で、
また次回に続きます。


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