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【伝統医療でGO!#04】#カンボジアの伝統医療の実際1 #内戦時代に活かされた伝統医療

■ パラリンピックを見ながら思う

オリンピックに引き続き、パラリンピックが盛り上がっています。海外ではテレビ中継の制限があって、なかなか臨場感を感じることが難しいのですが、もっぱらYoutubeで観戦しています。

開会式から泣かされっぱなしです。

日本に比べて、海外ってあまりオリンピックで盛り上がらないんです。ましてやパラリンピックになると、国から出場する選手がニュースに取り上げられるくらいで、この映像コンテンツが自由に見れるというご時世に、障害を背負った選手たちの圧巻のパフォーマンスに関心があつまっていないとうのは、とても残念な状況です。

■ ずっとマイナーな伝統医療

マイナーという意味では、私自身も「伝統医療」や「NGO」といった、なかなか表舞台では取り上げられない分野の仕事に身を置いてきました。特に伝統医療については、私の記憶する限り30年前から

「これからの医療は、これよ!」

なんて励まされながら今日に至っています。実際にその間、日本の伝統薬の代表格である漢方薬が国民医療保険の適用になったり、また鍼灸師の国家資格が、健康に対して意識高い系の女子たちの間で、人気になったりと、ジミーに注目されてはいるようです。

■ カンボジアの伝統医療は。。。?

カンボジアの伝統医療は、というと、70年代からの長い内戦と、西側諸国との国交が制限されて物資が不足する中で、伝統医療が庶民の間に浸透していました。ただし国家的なクオリティーコントロールというアプローチが弱かったために、90年代後半に国際機関の医療支援が始まるとともに、それまでの伝統医療は、西洋医療の管理された医療政策から除外されてしまったという経緯があります。

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ただ、内戦期間中に実際に伝統薬の恩恵を受けてきた世代の人たちには、信頼はあついようで、いまでも首都プノンペン中心地にあるオルセー市場の一角には生薬問屋が並んでいますし、地方に行けば、まだまだ伝統薬が民間医療として第一線で活躍している様子が伺えます。

もっと詳しいことについて、今後もひきつづきご紹介していきたいと思います。

■ Phnom掲載記事 

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リンク:カンボジア総合情報「Phnom」電子版

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