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雪の森のリサベット/俺は俺の死を死にたい

今週は一年生の教室で二日間にわたり『雪の森のリサベット』を読みました。

著者はスウェーデンの児童文学作家
そう、あの"ピッピ"のリンドグレーンですよ!

小学校の課題図書だったような…
ずっと持ち続けたので本箱を探しましたが、見つかりませんでした。

破天荒なピッピの物語、内容は忘れたけれど大好きでした。

『雪の森のリサベット』の主人公リサベットも、五歳と物語の中で言ってますが、やんちゃで思ったことを言う、行動的な女の子です。

あらすじは書籍の概要をお読みいただくとして、いよいよ冬がやってきて、昨日は冷たい朝を迎えたのでお話の世界に入りやすかったと思います。
12月に入り、そろそろ町にジングルベルが鳴り出しましたしね。

一年生にはちょっと難しいのではないかしら?と思いましたが、私が担当したクラスにはリサベットやピッピみたいな子がいなくて(笑)みんなお行儀よく聞いていました。

絵本ではないけれど、挿絵が素晴らしいので、途中数回本を開いて絵をじっくり見てもらいました。
釘づけになったり、おばさまみたいにふむふむと首を上下に振る子もいて面白かったです。

リサベットを好きだな、と思ったのは、腹が立ったら怒るところと、なぜそうしたのか?ちゃんと言うところです。
こういうこと子どもの頃にすると、言い逃れをするなとか、やつあたりするなとかって絶対叱られたもの。
子どもにだっていろいろ事情があるのです!

随所に、生き抜く知恵が、散りばめられていて、子どもの本を読む醍醐味は、人の世を良いものと思えることに尽きるなあと思います。


✳︎

話は変わりますが『長くつしたのピッピ』、THE BLUE HEARTS『俺は俺の死を死にたい』の歌詞に登場しています。
初めて聴いた時、トキメキましたねえ…
マーシーもピッピを読んだんだなあって。



※スウェーデン、ストックホルムの画像は、ベタ(メリーバッドエンド)さんよりお借りしています。
ありがとうございます♪



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