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もう教科書はタブレットがいいんじゃないかと思った

学童保育クラブでは学習タイムを設けていて、宿題をする決まりになっています。
宿題はたいてい国語と算数のプリントが数枚、学年、クラスによって多少違います。

プリントにある設問がスラスラできる子もいればまったくできない子、そもそもやる気がない子もいます。
やる気がないなら家でやることにすれば良いのですが、おうちの人には宿題は学童で済ませてくるように言われているようで、是が非でもやらねばならないようです。

やる気がないけどやらなくてはならない、あるいは問題が解けなくて苦しい子は、答えを教えてもらいたがります。
ここで答えや解き方を教えてしまうと、ほんとうはできてないのにおうちの人はできていると勘違いするので、教えないことになっています。

すると、やる気のない子やできない子は数十分間、手持ち無沙汰で騒いだりうろうろ歩き回り、宿題をしている子の妨害をします。

仕方がないので解き方のヒントくらいは教えてやろうとしても、性急に答えを知りたがります。
解き方のヒントも、学校のやり方と異なると混乱するので教えない方が良い、ということになっています。

実際、理解し難い設問があったり、意味のよくわからないイラストが描かれています。

例えば一年生の国語。
点線で書いてある一文をなぞるだけの問題で、特に難しくはありません。
書かれている文は

ぶたがすわっています。

添えられたイラストでは、豚がパンダのように脚を広げてペタリと座っています。

豚がこんな座り方するかよ…

そして次。
動物のイラストはどのような動作をしているのか、文字で書かれた動作の中からイラストと合うものを選び、線でつなぐ問題。

柴らしき犬が前後ろ脚すべて下ろして普通に立っています。
前両足と後ろ両足のあたりに、少しずつ角度の違う傾斜した線がそれぞれ三本描いてあり、黄色い星が描いてある⭐️
このイラストとつながる動作は、「とまる」

要するに、犬が歩いていたと想定して、タンっと止まったのを、三本の線と⭐️で表している(らしい)のです。

算数でも、摩訶不思議な動作を表す線がありました。
駐車場に車が四台あります。
両側の二台はトランク側を白い枠にきっちり揃えてあって、中の二台は車の長さ程度前方に出して描いてあります。
その二台の車の後ろ側にはそれぞれ、4分の一円が2本描かれています。
設問は、「えをみて、しきをかきましょう。」

答えは 4−2=2

あの摩訶不思議なダブルの4分の一円は、車が前方に発車して駐車場を出たのを表している、というわけです。

このダブルの4分の一円は、移動を意味するようで、他の問題にも描かれていました。

もしかしたら、等数記号のように、移動を意味する記号になっているのかもしれません。
世界共通でしょうか…
あの、犬の⭐️も?

動作や移動を言葉や文章で表すのを教えるなら、いっそタブレットで動画を使った方がわかりやすいんじゃないかと思いました。


※猫とタブレットの画像は カクカクブックス(旧長月books)さんよりお借りしています。
ありがとうございます♪



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