マガジンのカバー画像

自然と植物

20
自然に親しむ。
運営しているクリエイター

記事一覧

日本海と黒そばと半チャンと

日本海と黒そばと半チャンと

さて、帰ろっと。

付記:今回の旅は、車による単独行でした。二回目の車中泊実験(まだ実験かい!)の旅になります。
[行程]
2024年4月30日(一日目)
→中国自動車道→鳥取自動車道→鳥取砂丘→浦富海岸(ジオパーク)
→遊歩道(鴨ヶ磯~城原海岸)→山陰海岸ジオパーク浜坂の郷(道の駅)
にて車中泊   本日走行L=290Km
2024年5月1日(二日目)
山陰海岸ジオパーク浜坂の郷→道の駅きなんせ

もっとみる
山陰海岸ジオパークを行く

山陰海岸ジオパークを行く

今日は朝から小雨が続いていたが、海岸遊歩道の地面は、杭やコンクリートで固められ、手摺もついていた。それに、家族連れも含めて駐車場に帰ってくる人たちもいるではないか。
なら、夕方が近いとはいえ、ちょこっと海岸に下りてみよう。

と思ったのが、大きな間違いだった。いやはや、それは「遊歩道」と呼べるのか。傘差しての雨のせいも大きいが、大変スリルに満ちた冒険の道のりとなった。

歩いたのは、鴨ヶ磯と城原海

もっとみる
弁財天石楠花の丘

弁財天石楠花の丘

桜も牡丹もオワタ。
ということで、4月29日、室生(むろう)へ石楠花を見にいきました。

「弁財天石楠花の丘」では「石楠花まつり」を開催しているはずでした。

開花予想  4月21日~5月6日
見ごろ予想 4月25日~5月5日

場所:奈良県宇陀市室生弁財天

しかしですね。ことしの石楠花は、「裏」らしいのです。あまり咲いてませんでした。
つぼみ自体が少なかったです。

4月の天候不順のせいがある

もっとみる
紀伊半島のタヌキとイノシシ

紀伊半島のタヌキとイノシシ

昼間なのにノソノソ出てきたタヌキは、谷川を横切って山の中に消えた。

さて、里へ下りてきたワタクシは、田舎屋(旅館)の食事処でぼたん鍋定食を食べた。

タヌキは犬科で、イノシシはイノシシ科。イノシシは食べられるが、タヌキはちょっと…。でも太ってたらおいしいらしいよ。機会があったらイタダコウ🤭

ワタクシの愛読する宇江敏勝氏の本に、こんなくだりがあった。

「狸の肉なんか、悪臭があってとても食えた

もっとみる
世の習ひ 馬見公園チューリップフェア

世の習ひ 馬見公園チューリップフェア

麗らに晴れた日の午前。
チューリップフェアに行きました。

チューリップのエリアを抜け、里山エリアを散策していましたら、、、

おっ、野鳥がいました。

ツグミでしょうか。

こちらは、シロハラでしょうか?

スマートなんで、まだ若いのかな?

里山の高木てっぺんに鳴くのは、ホオジロ?

あーあ、半日が過ぎてゆく。有為転変世の習ひ、、、

ほんとうは、今日中に片付けたい案件があって、お尻がフェスタ

もっとみる
日本最南端 海金剛 Umikongou

日本最南端 海金剛 Umikongou

海金剛(うみこんごう)は、紀伊大島の東端・樫野埼灯台に真向こう絶景の荒々しい海岸です。

串本側から紀伊大島へは、平成11年(25年前)に立派なアーチ・ループ橋が完成して、車で往き来できるようになりました。大島にある樫野埼灯台や海金剛などへも、船に乗らずに容易に足を運ぶことができます。

かねてよりジオパーク(「大地の公園」)に関心を持ってきました。46地域ある日本ジオパークのうち、もっとも身近な

もっとみる
鶴見緑地4(終章)「園内散策・咲くやこの梅」

鶴見緑地4(終章)「園内散策・咲くやこの梅」

「鶴見緑地3」の続きです。

鶴見緑地シリーズの終章は、早春の梅の花を探して緑地公園内を歩きます。

これは梅ではありませんね。ボケでしょうか。

忘却の加減乗除や木瓜の花

  技術者の矜持を映し水温む

実は私は水と土のエンジニアです。

  蝋梅や孫の写真に癒やされて

    春めけばどこか行きたいひとりでも

    春雨に恐竜育つ胸の奥

鳥って、よく見ると、恐竜みた

もっとみる
鶴見緑地1「咲くやこの花館(大温室)その①」

鶴見緑地1「咲くやこの花館(大温室)その①」

花博記念公園鶴見緑地へ行ってきました。花のないこの時季、きっとここなら春を感じられるかなあと。

鶴見緑地は1990年に開催された「国際花と緑の博覧会(花の万博)」の会場跡地を公園として開放しているものです。34年前の当時2300万人が来場したという盛況の花博だったようです。

が、残念ながら私には記憶がありません。その頃、東京で出稼ぎ(転勤)していたのですが、きっとブラックな本社で多忙を極めてい

もっとみる
鶴見緑地3「咲くやこの花館(大温室)  その③」

鶴見緑地3「咲くやこの花館(大温室) その③」

鶴見緑地2「咲くやこの花館(大温室) その②」の続きになります。

ここで、あらためて「咲くやこの花館」の名称由来・豆知識を仕入れることにします。

例によってWikipediaさんにご登場いただきます。

[名称の「咲くやこの花館」は、当時一般公募で決定したもので、『古今和歌集』の「難波津の歌」(難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花)に由来するという。]

へえー、『古今和歌集

もっとみる
鶴見緑地2「咲くやこの花館(大温室) その②」

鶴見緑地2「咲くやこの花館(大温室) その②」

鶴見緑地1「咲くやこの花館(大温室) その②」の続きになります。

今回は「つんつん」(細長いもの)を共通ワードにアップします。

以下はちょっと針のように短いですが、一応「つんつん」の親戚ということで。

[おまけ]

温室の外にアオサギさんいました。その首と嘴は、つんつんしてました。威風堂々、ご立派なお姿です。

ちょっとヤラシかったかもしれません。これ以上書くと、ワタクシの品性に傷がつきます

もっとみる
松阪散歩1  「冬麗のイングリッシュガーデン」

松阪散歩1 「冬麗のイングリッシュガーデン」

お正月休みに松坂農業公園ベルファームへ遊びに行きました。そのうちイングリッシュガーデンをご紹介します。

冬は四季の中で一番花の少ない季節だと思いますが、イングリッシュガーデンは、それはそれでほっこりする冬麗な空間でした。

「松阪散歩2」につづく。

賑やかな湿生植物十二月。

賑やかな湿生植物十二月。

今日は暖かだった。
子の住む隣県に行った帰りに立ち寄った大阪公立大学附属植物園。12月は植物みな枯れてさみしいと思いきや、そんなではなかった。

どんな時もどんな場所でも、「山川草木悉皆…」生きておる。のかなあ。

2023.12.10

巨樹を見に行く

巨樹を見に行く

巨樹、といっても屋久杉、縄文杉には及びません。奈良のローカルな大スギです。樹齢700年から800年といわれています。

ローカルでも、この大スギの前に立つと、言葉が出ません。圧倒されます。
勢いのある太い幹がなよなよと四方にのび、まるで龍(見たことないけど)がお堂を飲み込もうとしているかのようです。それでいて、時がとまった静けさがあります。動と静。かつ威風堂々。

それは木ではなく、神様でした。

もっとみる