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調教診断マガジン

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JRAレーシングビュアーの調教VTRを通じて得られた視覚的情報を言語化してお届け。時計はいいが動きは悪い→具体的にどういうアクションを指して悪いと判断したのかなど調教の見方や意図…
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#追い切り

函館記念最終追い切り診断

函館記念最終追い切り診断

7/19(日) 函館記念(GIII) 函館 芝2000m

函館最終週を飾る重賞、函館2歳Sそして函館記念より幕を開ける我が競馬note。

皆さん、大変ご無沙汰しております。

この間、元NEWSの手越君がジャニーズ退所→ユチューバーへの華麗なる転向を図るなどエンタメ界をざわつかせておりますが、それに加えてつい先日ノーザンホースパークで行われたセレクトセール2020では某馬主さんのリサーチ業務を

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アーリントンC最終追い切り診断

アーリントンC最終追い切り診断

4/18(土) アーリントンC(GIII) 阪神 芝1600m

特別登録の段階では、タイセイビジョン中心のメンバーとみていたが、さすがにNHKマイルCを見据えているとあって隙の目立つ仕上げ。

先週の阪神牝馬Sで差し込まれたダノンファンタジーと若干キャラが被る。

その辺りの強弱は週末の重賞展望で述べるとし、ここでは最終追い切りの内容にフォーカスしたい。

まず、参考までに最終追い切りの平均ラッ

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皐月賞1週前追い切り診断

皐月賞1週前追い切り診断

4/19(日) 皐月賞(GI) 中山 芝2000m

もうかれこれ何十年と競馬の世界に身を置いているせいか、やれ1強とか2強とか3強とかそういう煽り文句に無関心になってしまった自分が悲しい。

マスコミ対応に疲れて、心を閉ざした川田騎手の気持ちも少しだけ分かる。

ひと昔前、3強といったら、キングヘイロー、スペシャルウィーク、セイウンスカイの時代なんかは純粋にワクワクして観ていた記憶がある。

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ダービー卿CT最終追い切り診断

ダービー卿CT最終追い切り診断

4/4(土) ダービー卿CT(GIII) 中山 芝1600m

同じ関東圏ということもあり事情は分からなくもないが、マイルという距離を除けば、周回コースの向き、コーナーの角度、急坂の有無と似ても似つかぬ中山コースと東京コース。

それにも関わらず、3歳マイル路線であれば、ニュージーランドTからNHKマイルC。

古馬マイル路線であれば、ダービー卿CTからVマイルないしは安田記念と、中山マイルを叩い

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大阪杯最終追い切り診断

大阪杯最終追い切り診断

4/5(日) 大阪杯(GI) 阪神 芝2000m

皆さん、ごきげんよう。

悠々自適なリモートワーク生活4日目。

幸い、時間ではなく成果主義の仕事を本業としていることから、不必要な監視体制のもと目の前の作業に追われる必要はない。

しかしながら、ネットサーフィンをしていて気が付いたが、リモートワークの在り方ひとつとっても会社それぞれのカラーがあることが分かる。

例えば、所定の時間になると、通

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大阪杯1週前追い切り診断

大阪杯1週前追い切り診断

4/5(日) 大阪杯(GI) 阪神 芝2000m

今振り返っても大阪杯GI昇格初年度にあたる2017年キタサンブラックの1週前追い切りはエグかった。

栗東・清水久厩舎といえば、坂路なら2本追いは当然、CWコースなら長めから時計を出すにしても1Fの平均ラップ14秒台前半は当たり前。

これを13秒フラットの時計で走り切っていたのが当時のキタサンブラック。

追い切りというと、最後の1Fの時計や動

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高松宮記念最終追い切り診断

高松宮記念最終追い切り診断

3/29(日) 高松宮記念(GI) 中京 芝1200m

最終追い切り診断を終えて一言、やはりセイウンコウセイのデキの良さが際立つ。

良馬場での施行は厳しいと思える状況だけに、テンからポジションメイクできる脚質とコース適正、状態の良さを踏まえれば、同型のモズスーパーフレアを適当にあしらえさえすれば、馬券圏内は十二分にある。

人気の藤沢勢二頭も順調そのもので、特にグランアレグリアについては素晴ら

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日経賞最終追い切り診断

日経賞最終追い切り診断

3/28(土) 日経賞(GII) 中山 芝2500m

昨年の覇者メイショウテッコンはといえば、当週の最終追い切りを栗東坂路で行い51.2→37.2→24.1→11.8の猛時計を馬なりやや強めといった匙加減でマーク。

見るからに素軽い脚捌きで、それでいて一直線に登板してくるブレのないフォーム。

今年の出走メンバーでこれだけの動きを披露した馬はいなかったのだけれども、それはそれで混戦色が増して予

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毎日杯最終追い切り診断

毎日杯最終追い切り診断

新種牡馬キズナ産駒の勢いが止まらない。

チューリップ賞優勝馬マルタ―ズディオサを筆頭に、先週のフラワーCを制したアブレイズ、若葉S2着馬キメラヴェリエなど、牡馬・牝馬とそれぞれの路線で存在感を示していることが凄い。

エピファネイア産駒もそれなりに結果を残しているが、とはいえキズナ産駒のそれと比べたらお話にならないレベルで、父の産駒同様、温かくなってきたこの時期にグングン力をつけるのかもしれない

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チューリップ賞1週前追い切り診断

チューリップ賞1週前追い切り診断

3/8日(土) チューリップ賞(GIII)  阪神 芝1600m

本日公開した弥生賞1週前追い切り診断に続き、こちらは2歳女王レシステンシアが出走するチューリップ賞出走メンバーを題材に、気になる状態面についてジャッジしていきたい。

既に各馬の調教診断を終えた段階ではあるが、阪神JFでレシステンシアが後続につけた5馬身という着差は、今回相当詰まると見ている。

その根拠は、阪神JF2着馬マルター

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弥生賞1週前追い切り診断

弥生賞1週前追い切り診断

3/9(日) 弥生賞(GII) 中山 芝2000m

某競馬サイトの一週前想定オッズを見る限り、ワーケア(手塚厩舎)、サトノフラッグ(国枝厩舎)の2強対決といった予防線が敷かれた節のある、今年の弥生賞。

昨年は道悪馬場を味方につけたメイショウテンゲンが勝利を収めた一戦となるが、週末の天気予報を見る限り、弥生賞当日の天候は「曇時々雨」「降水確率60%」と何とも判断し難い状況のため、皆さまにおかれま

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