自分で考え自分で実行!3番目君は成長しています!
私には4人の愛する子供がいます。
4年半前位に全員仲良く不安定になり学校に行けなくなりました。
今は、4人それぞれ、立ち上がっている途中なのですが
今回はその中の3番目君(小6男子)の最近の話をさせてください。
4年前の3学期より彼は学校に行けなくなりました。
どうも夏の終わりからクラスメートのとある男子にいじられていたみたい。
私は全く気付けなかった。助けるはおろか、支えてあげる事も出来なかったのでした。
ある朝「お腹が痛い」と3番目君は言い出し、そこから緩やかに学校から遠ざかっていきました。
でもね、いじられてしまったのはただのきっかけなんです。
人をいじるのがいいのかいけないのかは、いじった人が考えること。
いじられた側にとって大切なのはいじられたという事実の受け取りかただと思うんです。
どんな嫌な出来事があっても、その出来事は、良きにも悪きにも受けとめる事が出来るのです。
悪きにとる思考回路に導いたのは親の私。
私はその事実を真摯に受け止めています。
すっかり傷ついてしまった愛する3番目君の傷が癒えて元気にやる気になるのを
今はひたすら待っているところです。
世の同い年の子供達は、学校に通い、新しい事を学び、吸収し目まぐるしいスピードで成長しています。
そんな3番目君の同級生を横目で見ながら我が子の回復を待つのは心穏やかだけではいられないこともあります。
不安で胸が膨らむことだってあります。
いつまでも立ち上がれなかったらどうしよう、って。
でも
短気は損気。
急がば回れ。
育児は待つこと!
そう自分に言い聞かせているのです。
小学校に入ってから、3番目君はストレスで体重が、どんどん増えていきました。
今は体重の増加は緩やかに落ち着いていますが、3ヶ月に1回、小児科の生活習慣外来に通って体のチェックをしてもらっています。
ここに通い始めたのは3年前。うなぎ登りに体重が増えていた頃でした。
食べ過ぎだよ。
もうやめなよ。
このままだとヤバイよ。
運動しようよ。
こんな言葉達、本当に沢山3番目君に投げかけていました。
しかし何も変わらず、ずんずんと増えていった体重。
私は思いました。
こればかりは私がとやかく言うことではないんだ。
3番目君が、自分が決意しないと、いい方向には進めないんだ、と。
そこから私は3番目君に何も言うのをやめました。
食べたいものがあると3番目君は、
食べてもいい?と私の顔色を窺います。
私は、自分で考えて決めていいよ。
と笑顔で言います。
それを徹底しました。
ある辺りから、3番目君はおやつにお菓子を食べることをやめ始めました。
次は朝ごはんを食べるのをやめ始めました。
朝ごはんは食べようよ、って本当はとっても言いたくなりましたが
頑張ってその言葉は飲み込みました。
何故なら、3番目君が自分で体重を減らすにはどうしたらよいのか考えて自分で実験し始めていると思ったからです。
成功も失敗も、3番目君にとって貴重な経験、私がそれを奪う訳にはいかないんです。
3ヶ月前からとうとう彼は、自分のスマホのどこかしらに自分の体重を書き込むようになっていました。
朝起きたら誰にもいわれなくとも体重計を板の間に置き、体重を測るようになったのです。
自分で自分の幸せ(健康)を意識する事が出来るようになってきました。
嬉しい。
なんて嬉しい。
私がガミガミ干渉して生活態度を改善することも可能だったでしょう。
それよりも断然価値がある事。
それは3番目君が、自分で考えて自分でアクションを起こして、自分で結果を手に入れること。
1人で出来るようになってきたね。
これはこの上なく嬉しい出来事でした。
そんな状態で久々の受診。
体重も横ばい。
身長は伸びて。
血圧も下がってきた、
血糖を下げるためのホルモンであるインスリンが出過ぎのために起こる肌の黒ずみも改善していました。
医者は激褒めでした。
3番目君本人は嬉しいを上手に表現出来ず
照れ隠しのような苦い表情をしていました。そのまま固まっているので
私が医者に言いたくなってしまい
親の私が何も言わなくても1人で体重管理をやり続けたことを話しました。
医者は大きく頷いてから3番目君に向かってこう話しかけてくれました。
「よく頑張ったね。
ここは肥満外来だからさ、来るの嫌だなって思うかもしれない。
でもさ、こうやって誰にも言われなくても自分で自分の事をきちんとやれるようになるなんてすごい事だよ。今さ、これだけ頑張っているから君の未来は大丈夫だよ。
大人になってから困ったことになって来る人も沢山いるんだけどさ
大概そういう人達は手遅れなんだ。
君は大丈夫だよ。よかったね。」
こんな嬉しいお言葉を聞けて隣で私、涙ぐんでしまいました。
スローペースの我が息子。
自分だけでよくぞここまでたどり着いてきたね。
面白くなるのはこれからだね!
まだまだ息子君に教えてあげたいこと、教わりたいことは沢山あるけれど。
自分だけで調べる糧を身に付けることが出来たなら、もう大丈夫だよ!
私の役割は
見守り、3番目君に生じる感情を受け止め、寄り添い、付き合うことですね!
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