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面接・GD練習頻度【ただの元人事@コミュニティ質問箱シリーズ#0003】

こんにちは。ただの元人事@裏垢です。

2022年1月から開始している24卒向けコミュニティ内で『23卒内定者が回答する質問箱』を始めました。

質問に回答してくれる23卒のみなさんは、僕の勉強会や23卒コミュニティをフル活用してくれて、大手難関企業からの内定者ですので、これから就活に取り組む24卒の内定率に少しでも貢献できると考えて協力してもらいました。

業界や企業によって違いはあると思いますが、内定者の考え方を少しでもヒントにしていただけると嬉しいです。

ただの元人事 コミュニティ質問箱 シリーズ (6)

A1.面接練習は高頻度で行い他の対策にも活かす

回答者:文系学部/内定先:金融・インフラ・IT・公的機関など計8社

(1)面接練習について
振り返りの時間がしっかりとれる範囲で、高頻度で行うべき

まず面接練習ですが、高頻度で行うべき理由として4点あげられます。(1人での壁打ちではなく、コミュニティでできるような相手がいるタイプの面接練習を想定しています)

1点目は、最終的に内定を取るために必要なことが面接の突破だからです。いくらES通過しても面接で落とされては意味がありません。

2点目は、ES作成や自己分析など、就活において必要な他のことも面接練習によって補える・良い影響をもたらすからです。自己分析をゼロベースから1人で白紙に向かって行うより、色々質問される中で自分でも忘れていたエピソードが出てきたり、これも話せるんじゃないか、というような種が見つかることはよくあります。

3点目は、相手からどう見えているかが分かるからです。面接官は、ただうまく話せるかのゲームではなく、会話の中で自分の強みや思考、思いを見せていく必要があります。そしてそれが伝わっているかは相手に聞いてみないとわかりません。そこで、相手からFBをもらうことで内容・話し方の改善が可能になります。

4点目は、面接がうまくなるにはどうしても慣れが必要だからです。いくら話すのがうまい人でも、就活の面接は何でも話していい場ではないので、慣れていないと失敗します。私も話す事自体は得意な方でしたが、型を作ってそれがうまく言えるようになり、コミュニケーションが自分の思うようにとれるまでは時間がある程度かかりました。その際に経験の数がモノを言います。

これらの理由から、高頻度で行うべきだと思います。

しかし、練習でうまく相手に意図や内容を伝えることができなかった回答については何を話すかやロジックを組みなおして改善する必要があります。また、口癖が出てしまっていたり、表情が硬かったりという部分についても振り返り、意識していく必要があります。その時間は絶対に取らないといけないので、練習回数に加えて質も担保できるようにしておくべきです。

個人的には、学業・バイトとのスケジュール感にもよりますが、2日に1回できるとかなりベストだと思います。

一方で、今の時期は特にES・Webテストの対策も怠ることはできません。

ESは頻出設問に対してそれぞれ日をおきつつ何度も修正して完成させる&選考に出し続けて打率を見る必要がありますし、Webテストは必要点数に達するまでどうしても勉強時間が要ります。この2つの対策7割、面接3割(もしくは8:2)くらいで出来ると良いのかなと個人的には思います。

(2)GD練習について
実際に自分が受けたい企業の選考フローにGDが含まれているかを確認したうえで、多いようであれば&不慣れからくる苦手意識があれば頻度を増やす(ES作成や面接練習より増えないレベルで)

GD練習ですが、私は就活前から、色々な場面で議論する機会に恵まれていたのと、リーダー経験も多かったので、いわゆる就活のGDに慣れてしまえば大丈夫だったのと、GDが選考に設けられている企業を多く受けていなかったので、練習は殆どしたことがないです。

強いて言えば、インターン選考で慣れていきました。(あと正直運の要素もあると思うので、内定率を上げることを目標にした場合、GDの通過率を高める事が良い戦略だと感じられませんでした…)その為同じような状況であれば、GDに力を入れる必要はないのかなと思います。

ここからは経験ではなく考えになってしまい恐縮ですが、GD練習が必要なのは

実際に自分が受けたい企業(志望度が高い企業)の選考フローにGDが含まれている場合が多い人(理由:GDを通過する事が内定率UPもしくは行きたい企業に行ける可能性を上げるため)

〇GDで全落ちしてしまうなど、明らかに苦手である(理由:慣れることや苦手→普通にすることで運要素以外での落選が回避しやすくなるため。得意科目90点→100点より、苦手科目50点→60点みたいに、苦手な教科を10点あげる方が楽ですよね)

場合だと考えます。

そのどちらか&どちらもに当てはまる場合は、殆ど絶対選考フローにあるES作成・面接練習を超えないレベルで練習してもいいのではないでしょうか。

(3)毎日していたアウトプット
毎日していたアウトプットがあれば、とのことですが、(本選考時期の話になりますが)平日毎日ESは1日1社出す、面接も1日1回模擬面接練習する、などはやっていました。ただ、正直長期間ずっと続いたものはないです。

かなり短期的に集中して色々な側面での課題克服をしていくほうに重点を置いていました。あとしっかり毎日これをやる!とルール縛りをするのが自分の中で精神的にきつくそこまで定めなかったので、性格次第だとは思います。

ですが今の時期選考がないとなると適当に過ごしがちなので、1個MustのToDoを定めて毎日やるのは有効だと思います。

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A2.週2のGD練習で得意な立ち回りを認識

回答者:文系学部/商社・海運・金融

(1)面接練習について
1週間に2.3回は、本番もしくは模擬面接で継続的に経験しておくべきだと思います。私の場合は予定を詰め込みすぎて面接練習があまりできていませんでしたが、7月以降はだいたい週1-3回は面接を受けていました。

まれに1.2週間ぶりに面接を受けることもありましたが、本当に自己紹介やガクチカさえうまく話せなかったです。

本選考までに面接を継続的に練習するメリットは2つあります。
①面接慣れ(会話レベルにまでもってくる)
面接は場数を踏んで面接官の質問の仕方や理解度に合わせて「エピソード選定」「話す長さの調整」ができるようになると格段に通過率があがります。

慣れていない間は、事前に用意した原稿をそのまま暗記して話してしまいがちですが、後から振り返ると質問と回答が微妙にずれていることも多いです。

面接はあくまで会話なので、質問には明確に簡潔に回答した上で、面接官の顔色をうかがいながらどれくらい詳しく話すか調整できるとベストです。

ガクチカや自己PRなど、どの企業でも共通する質問に関しては、暗記をしなくても反射的にエピソードと話す構成(必要であれば前提から入る)を頭に浮かべて回答できるようになると、本選考では志望動機の対策のみで大丈夫なので、しっかりと各企業の対策に時間をとれます。(私は2月に1日に何個も面接を受けていると急にこれができるようになり、最終面接前で落ちることはあまりなかったです。)

もし、想定外の変わった質問をされても、このレベルにまで達していれば、焦らずしっかりとエピソードを組み立てて話せます。
面接練習では、必ずFBをもらったり、自分で回答を振り返って、質問の回答になっているか、話し過ぎていないか確認してみてください。(私は話し過ぎでされた質問を忘れて話の終着点をよく見失っていました。)

また、自分の経験について全く知らない人に面接官役をやってもらうことで、初めて聞く人でも理解できる内容になっているのか把握できるのでおすすめです。

②予想外の質問がなくなる
面接をたくさん経験し、された質問を蓄積し、回答も考えておくことで想定外の質問はほとんどなくなります。面接で上手く答えられなかった質問は必ず振り返って回答をまとめてみてください。

私は、Googleドキュメントで「過去にされた質問だけをまとめたもの」と「想定質問と回答を両方記載したもの」を用意し、1人でも面接練習ができるようにしていました。

(2)GD練習について
GDは苦手だったので、夏インターン前のこの時期に(2.3か月)週2回程やっていました。(秋以降は時々受ける本番のみ)
「抽象型」「課題解決型」「新規事業型」「賛成か反対か(二択問題)」のそれぞれの型の議論の流れさえ把握できれば、あとはそこまで練習しなくても大丈夫だと思います。
少しずつ時間配分や議論の流れが違ってくるので、そこを整理できればだいたいのお題には対応できると思います。(金融・メーカーなどはこれで対応できました。)

ただ、業界によってはお題が特殊だったり、参加者のレベルが異常に高かったりするので、上記だけでは不十分な場合もあります。(私が経験した中ではデベロッパー業界)
就活情報サイトで過去のお題の傾向は把握できると思うので、議論の流れをどう持っていくべきか、自分で繰り返し練習してみることがおすすめです。

GDにおける役職については、練習する中で自分の得意な立ち回りを認識しておくといいと思います。
その上で、個人的にはファシリテーターはできるようになっておいた方がいいと思います。(たまたまメンバー全員ファシリ経験がない人だと議論がグダグダになってしまうため)
上記に記載した議論の流れさえ理解していれば一応できるはずなので、本番でファシリを担当するかは別にして一度経験してみることをおすすめします。

(3)毎日していたアウトプット
毎日やると決めていたことは特にありませんでしたが、少しでも興味がある企業にはすべてESをだしていました。(多い時は1日3社)
インターンのES通過率がそこまで高かったわけではありませんが、たくさん出している分、自動的にGDや面接が入ってくるので、日々その対策をしている中でレベルアップしていけたと思っています。

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面接・GDを突破するポイントについて具体的に戦略を書いている記事も多く出しています。併せて読んでみて下さい!

☆面接での話し方:伝えたいことは沢山あるけど時間が限られているのが面接。そこを両立して、面接官とベストなコミュニケーションを取りましょう!

☆GDでは何を見られているか・どう戦うべきか:GD経験が少ない方はまずこれを読んでインプットしましょう!

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24卒コミュニティに質問箱を設置しているので、興味がある方は、ただの元人事のインスタグラムからコミュニティ参加してみてください。




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