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赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれているアクティブリスニングを実践中の畑中です。

常連ママさんから教えてもらった「ひろっしゅコーチ」

Clubhouseで毎朝5:30~アクティブリスニングを習慣化するために、『親子のクオリティタイム』のルームを開催しています。

このルームの常連ママさんから、ひろっしゅコーチこと、山﨑洋実さんのことを教えていただきました。「戦わないコミュニケーション」をテーマに、YouTubeでも情報配信してくださっています。最近、子どもとバトルばかりだな…と思った方は、チェックしてみてくださいね。

ひろっしゅコーチのYouTube動画で、『会話のはじめは「YES」』というキーワードを耳にしました。
これは、アクティブリスニングの第1ステップ:「徹底的に、真剣に聞いて、信頼される(余計なことを考えない)」を実践するためのキーワードでもあります。

例えば、
学校から帰宅した子どもが「はぁ、疲れた~」と言ったら、あなたはなんと言いますか?

「手、洗ったの?」とか、
「学校で何かあったの?」とか、
「子どもが、疲れたなんて言わない」とか。

言ったりしていませんか?

会話のはじめは「YES」です。
「疲れたんだね」と、そのまま子どもの話を聞くんです。

子どもが「習いごとに行きたくない」と言ったら、あなたはなんと言いますか?

「なんで行きたくないの?」とか、
「そんなこと言わずに、行きなさい」とか、
「行ったほうがいいよ」とか。

言ったりしていませんか?

こんなときも、まずは「YES」です。
「行きたくないんだね」と、そのまま子どもの話を聞くんです。

夕飯前に「おやつを食べたい」と言ったら、あなたはなんと言いますか?

「おやつはもう食べたでしょ。ガマンしなさい」とか、
「こんな時間におやつは食べないよ」とか、
「夕飯が食べられなくなるでしょ」とか。

言ったりしていませんか?

そう、こんなときも、まずは「YES」です。
「おやつが食べたいんだね」と、そのまま子どもの話を聞くんです。

朝、子どもを起こしたときに「まだ、眠い」と言われたら、あなたはなんと言いますか?

「寝るのが遅いからでしょ!」とか、
「さっさと起きなさい」とか、
「遅刻するよ」とか。

言ったりしていませんか?

こんなときも、まずは「YES」です。
「まだ、眠いんだね」と、そのまま子どもの話を聞くんです。

会話のはじめを振り返ってみましょう!

いかがですか?
会話のはじめは「YES」!
言えていますか?

結構、難しくないですか?

子どもの話を「YES」でそのまま聞くと、しつけもできないし、子どもの感情の赴くままに行動をさせていたら、ろくな人間にならないといった不安もあり、子どもの話を聞くより先に、正論や親が望むことを言いたくなってしまいませんか?

アクティブリスニングを知る前の私が、まさに、そういう状態でした。

特に、相手が自分の子どもとなると、自分の方が上といった潜在意識があったり、子どものために「良かれと思って」、反射的に「NO」で返していることが多かったです。

でも、不思議なんです。
アクティブリスニングを知り、まずは子どもの話を聞くために、会話のはじめを「YES」に変えて、子どもの気持ちや考えを、否定も評価もせずに、一旦、聞くようにすると、次に続く言葉が、自然とちょっと優しい言葉が出るようになったんです。

例えば、

子どもの「はぁ、疲れた~」に対して、「疲れたんだね」と「YES」を伝えると、何も質問しなくても、なぜ疲れたのかを子どもが話をしてくれて、問題の本質がわかります。問題の本質がわかると、「おやつでも食べなよ」と優しい言葉が自然と出てきます。

子どもの「習いごとに行きたくない」に対して、「行きたくないんだね」と「YES」を伝えると、何も質問しなくても、なぜそんな気持ちなのかを子どもが話をしてくれて、問題の本質がわかります。
(過去ブログ参照:『「習いごとに行きたくない」を言ったら、どう関わる?』

夕食前に「おやつが食べたい」と言い出す子どもに対して、「おやつが食べたいんだね」と「YES」を伝えると、「お腹すいたよね。ほかほかのご飯をよそったから、これを食べてからどうするか、考えな」なんて言葉が自然と出たります。

朝、起こしても「まだ眠い」と言い出す子どもに対して、「まだ、眠いんだね」と「YES」を伝えると、「今、〇〇時だよ。何時なら起きられそう?」と子どもに話を聞いて、自分でどうするか考えてもらう質問ができたりします。

「YES」を口にすると、相手に寄り添う言葉が自然と出てくるんです。

この流れができると、

・「手、洗ったの?」→自分の聞きたいことを聞く
・「学校で何かあったの?」→詰問
・「子どもが、疲れたなんて言わない」→感情の否定

・「なんで行きたくないの?」→詰問
・「そんなこと言わずに、行きなさい」→指示・命令
・「行ったほうがいいよ」→親の期待

・「おやつはもう食べたでしょ。ガマンしなさい」→指示・命令
・「こんな時間におやつは食べないよ」→正論
・「夕飯が食べられなくなるでしょ」→正論

・「寝るのが遅いからでしょ!」→正論
・「さっさと起きなさい」→指示・命令
・「遅刻するよ」→脅し

といった「余計なひとこと」を言わないですむのです。この一つ一つの積み重ねが、ティッシュを一枚一枚重ねるように、親子の信頼貯金になっていきます。

「YES」で自分の気持ちや考えをそのまま受け止めてくれる人に、反抗したり、困らせたりはしないんです。

だから、アクティブリスニングを徹底すると、仕事上もプライベートも、7割以上が未然防止、解決、改善されるんです。

今日一日、子どもが会話を始めたときに、自分がどんな言葉を返しているかに意識を向けてみてください。驚くほど、評価や否定や意見や正論を返していることに気づくと思います。

それに気づけたときは、会話のはじめを「YES」!にチェンジです。

気づけば、変われます。
この小さな変化で、好循環は回り出します。

苦しくつらい子育てから抜け出し、家庭を安全基地にしたい方へ、情報を更新しています。

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