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「アクティブリスニング~親子関係の再発見」赤羽雄二さんのリアルセミナー

赤羽雄二さん『自己満足でない徹底的に聞く技術』で書かれている
アクティブリスニングを実践中の畑中です。

ワーママはるさんのvoicy『1+1=5 と言われたら、2でしょ!と即答するあなたへ』を聞いて、相手を正そうという気持ちを手放すと、アクティブリスニングがさらにできるようになりそうと思った今日このごろ。

今回は、2023年10月8日(日)「アクティブリスニング~親子関係の再発見(東京 日本青年館ホテルで開催)での学びをシェアします。

毎朝5:30~のClubhouse『親子のクオリティタイム』でご一緒している仲間たちを誘い合わせて、リアルセミナーに参加してきました。私が、赤羽さんのリアルセミナーに参加するのは、今回で8回目です。

このセミナーは、アクティブリスニングのエバンジェリスト岩田恭子さんを中心に、Clubhouse 「アクティブリスニング」Roomが主催したセミナーです。

今回の参加者は、約30名。男性、女性が半分ずつくらい。20代~60代の方が参加されていました。前回の2023年7月23日(日)”アクティブリスニング『聞くことは、あらゆることの出発点です』”に参加された方が数名、赤羽さんのリアルセミナーに初めて参加された方が半数程度。北は北海道、南は沖縄から参加されていました。

赤羽雄二さんの提唱するアクティブリスニングに出会ってから、アクティブリスニングができるようになりたくて、関連書籍を読んだり、A4メモ書きしたり、このnoteブログを書いたり、アクティブリスニングという共通言語を持つ仲間と色々対話をしたりと、失敗をしながらも、次いこ!次の精神で、日々精進している私にとって、こういったリアルのセミナーは、さらなる刺激や学びがあるから、本当にありがたいです。

今回のセミナーも、「質問は、いつでもどうぞ」スタイルで、参加者からの質問では気づき発見が多くありました。いくつか印象に残った質問・回答をご紹介します。

【質問】
中学受験で受けたくもない学校に行かせて、口を聞いてくれなくなってしまった13歳の娘にアクティブリスニングするには?

【回答】
信頼負債を減らすために、普段から周りの人たちにアクティリスニングを実践して、人格者になるしかない
立派なお父さんになって、子どもが許してくれるまで待つしかない
こういう話は、特別にめずらしい話ではない。受験でよくある話。受験に、とやかく言わないこと。

【質問】
夫がぜんぜん話さない。家庭では私(お母さん)が強い。夫との結婚も、
「結婚するの?しないの?」と決断を迫り、どこに家を建てるかまで、すべて私が主導権を握って決めてきた。近所に住む、自分の妹からは「おねぇちゃんの家庭は、軍隊みたいだよね」と言われる。

【回答】
そもそも、「私が強い」という表現が良くない。
色々決めてきていることと強いことは、関係ない。
夫にとっても、合理的だから、意見せずに決まっている可能性もある。
おしゃべりで明るいと、一般的によいと言われがちだが、おしゃべりなのは、あまりいいことではない。相手と対等に話をしていればいいが、すぐに教えたくなる、言いたくなるのであれば、周りが辟易している可能性もある。真剣に、相手の話を聞くことに注力すべき

【質問】
親への手紙を書こうと思っても、あまり思い出せない。

【回答】
それは、けっこう、深刻な話。
自分が思い出せないのであれば、兄弟などに話を聞いて、思い出してみる。思い出せたことを、親への手紙に書き足していく。

メモ書き・アイデアメモでの気づき


- 親に本当はしてほしかったこと
ー 親にされて嫌だったこと
ー 子ども時代、何が一番つらかったのか
ー 本当は親にどうしてほしかったのか

などのメモ書きやアイデアメモ書きを行いました。

メモ書きすると、
自分でも、びっくりすることが出てきます。

参加者の方が、このワーク中に、幼少期の体験がフラッシュバックして、涙が出てきたと発表されていましたが、私も、ワーク中に、ふっと、泣きそうになりました。

親の言動は、
こんな大人になっても、
心の禍根を残すということ。

その禍根が悪さをして、
大切な我が子に、嫌な関わりをしがちになること。

自分の中で泣いているインナーチャイルドをケアしてあげないと、自由にやっている子どもの邪魔をして、過保護・過干渉、指示命令・小言、「よかれと思って」子どもをコントロールしようとする状況から、なかなか足が洗えないことがよくわかりました。

心に刺さった赤羽さんのメッセージ

大人にしないことは、子どもにもすべきではない。

世の中の人は、けっこう適当なこと言う。
皆さんも適当なことを言うのは止めましょう。

儒教の教えは、国家を治めるための方便。

人間の反応は、動物をみるとよくわかる。

子どもが話さないのは、親がうざいから。

ロールプレイでの発見

赤羽さんのセミナーではお馴染みの参加者同士が3人1組で行うロールプレイ。今回は、親役、子ども役、フィードバック役の3役を順番に体験しました。

■ 私が、親役のとき
「携帯が欲しい」と言い出した小学校6年生の息子に、アクティブリスニングをするという事例で、ロールプレイ。

フィードバック役からは、「友だちなんか2~3年生から携帯を持っていて、6年生で持っていないの僕くらいだよ」という言葉に対して、「2~3年生から持っている子もいる中で、6年生まで、携帯がなくてもやってこれたんだね」と言う声かけが、ポジティブフィードバックになっていて、そこで、そう返すのか!というのは発見だった、というコメントをいただきました。

子ども役からも感想を聞かせてもらい、基本、アクティブリスニングで話を聞いてもらっている感じがしたが、「ルールどうしようか?」と質問されたときに、威圧的な印象があったので、「お母さんは、〇〇のことが心配だから、ルールを一緒に決めたい」など、ワンクッションあった方が良かったと言われました。

親が何か子どもに言ったり、質問したりするときは、親が子どもに何かさせたい!という気持ちが背景にあって、それを子どもは、敏感に感じ取るんですね。

■私が、子ども役のとき
「口をあまり聞いてくれない、学校を休みがちな13歳の娘にアクティブリスニングをする」という事例でロールプレイ。

子ども役の私は、「なんか起きたくない。まだ、眠い」と言ったときに、親役の方に「学校、休みたいの?」と質問されました。

「起きたくない、まだ眠い」と話をしたときに、「学校、休みたいの?」と質問されて、親の興味関心は、学校に行くかどうかなのだと感じました。

■私が、フィードバック役のとき
「推薦で大学が決まった高校3年生の息子に、なぜその学部を選んだかをアクティブリスニングする」という事例で、ロールプレイ。

親役の方の「お父さんは、経験していない知らない学部だから、どんなことをするの?」という質問は、威圧感がなく、子どもの話を聞きたいという様子が伝わってきました。
ただ、「将来、どんなところで働きたいとか、あるの?」「友だちとかは、何て言ってた?」といった質問は、子どもが話したいことを話しやすくする質問ではなく、親が知りたいことを聞き出す質問に聞こえました。

子ども役の方も、この質問には、「ちゃんと答えないと」という気持ちになったとコメントされていました。

自分が質問をして、相手から返ってくる答えを聞いていると、一見、話を聞いている風になりますが、そもそも質問自体が、相手が話したいことを引き出す質問ではないと、相手に、自分の聞きたいことを話させている状態になるようです。

と、こんな感じで、1回のロールプレイ2分、フィードバック2分=4分×3回転=12分で、色々気づくことがあるんです。

ロールプレイで疑似体験できるのも、リアルセミナーの醍醐味です。

赤羽さんがセミナーで教えてくださり、頭で理解したことを、ロールプレイを通して疑似体験すると、「なるほど!こういうことね!!」とセミナーの内容がさらに腑に落ちて、学んだことを自分のものにできる手ごたえをつかめます。

次回セミナーの予告

2023年12月10日(日)
13:30-15:30
(日本青年館ホテル8階 会議室グリーン)

『変化できる人だけが一生困らない』

きっと、良質な刺激で、背中を押してもらえます。ぜひ、ご参加ください。

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