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遺伝子は、二重化をして進化する

生物学者の帯刀先生との生物談議をしました(駒野先生の人生100年生き方塾主催)。


遺伝子は変異するときに、コピーをつくり、ひとつは保持して、もうひとつに変異させて、それがうまく機能すれば、保持した方も変えていく、という戦略をとるようです。二重化をしているわけです。

これを組織になぞらえて以下のように説明されていたのが面白かったです。

「....1つの部署に2つのシステムを導入する。片方は生き延びるために、ちゃんと通常の業務を果たしてもらう。もう一方は「勝手に改変してください」と、変なことをやらせてみると、それによって進歩する。そうしたら、もう前のものは役に立ちませんよね。また今度は「そちらは自分で勝手にやってみなさい」と、2つを走らせながら進歩させる...」

示唆①:今までのものにこだわったり、逆に、今までを否定したり、切り離したりしがちですが、そうではなく、二重化をして進化していくアプローチに示唆があります。

示唆②:変なことを担当する方は、遺伝子の場合は、本当にランダムに変なことをするのだそうです。でも、組織で考えると、どうしても何かの意図を持ちたくなりますよね。

生物は、システマチックに、淡々とプログラムを実行しているようです。ここまでやり切れば、何億年も生き残ることができるのかもしれません。
https://logmi.jp/business/articles/325393

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