ケアプランの作り方、そもそもちゃんと教えてもらってないぞ! その3

ケアプラン作成のためのアセスメントツールで何が使いやすいか…。
使いやすいってどういう事?指導を担当してくれた保健師さんからの逆質問に困ってしまって…

その頃、いろんなアセスメントツールを試してはいたけど、そもそもケアプランには「何」を書くのか?それはわかってなかった。
「ケアプランには正解はない」とは言うけど、「書かなければならないこと」はある訳で。
「作るもの」がわからないのに道具(ツール)の使いやすさなんてわかる訳がない。

結局、困った私は、「〇〇さん(担当者保健師)なら何を使いますか?」って、質問を質問で返す事になる。
その保健師さん、少し考えて、「私ならMDSかな」と答えてくれた。
そして、
「簡単に済ませる事を前提として『使いやすい』を考えてしまうとアセスメントは完了しないままだと思いますよ」
っていう言葉をくれた。保健師さんにはその頃の私がそんな風に見えたんだと思う。実際、そうだったし。
だからなのかな。その言葉はとても響いて…

「人の生活をみる」「生活上の課題を導き出す」のに、「簡単に済ませる」なんてありえない。でも、その頃の私のアセスメントへの向かい方はそんな感じだった。ほんと、情け無いし、利用者さんに申し訳ない。

すぐにMDS-HC方式のテキストを購入、読み込んでみることになる。

テキストを読み進めてすぐ、「ん?」ってなった。
どこに「ん?」となったのか…

それはアセスメント表の「ADL、IADL」のところ。
例えば「食事の用意」という項目に
「0 自立」
「1 準備のみ」
「2 見守り」
「3 限定された援助」
「4 広範囲な援助」
「5 最大限の援助」
「6 全面的依存」
「7 本活動は1度も行われなかった」
の中から該当する番号を記入するんだけど、
「食事の用意」は 「調理する」だけでなく、
「献立を考える」
「材料を用意する」
「配膳する」
など、ってなってる。
「薬の管理」も
「薬の時間を思い出す」
「袋や薬ケースを開ける」
「1回服用量を取り出す」
「注射を打つ」
「軟膏を塗る」
など、ってなってる。
これを読んだ時、生活動作ってこんな風にみていくんだ!って、何か、モヤが少し晴れたような感覚をなったのを覚えてる。
そこで、自分なりの「動作分解表」なるものを作ってみることにした。

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