自己中であることの自覚がない

ASDの特徴として相手の気持ちを想像しづらい、共感が難しい、とありますが、これは確かにそうだと思う反面、そんなこともないと思っていました。

もともとは表面上のコミュニケーションは大学生くらいでは、できなくもないと思っていました。
しかし、今思えば理系大学という特殊環境であることと、そもそも相手がどう感じたか想像しづらいことから、実は全然できていなかったと思います。

ですから、言動や行動が相手のためを思って言っていたと思っていても、実はそうではなく、自己中心的に捉えられていた可能性があります。

今でも治っていないのですが、会話をしていると、無意識に自分が傷つかないような言動や行動をして保身に走り、相手の反論を許さない状況に持ち込んでしまいます。
そうしたときはほとんど自己中であることの自覚がありません。
自分が傷つきたくないと自分のことだけを考えているときは、シングルフォーカスの特性から相手のことが頭から消えているためです。

同じ特性を持ち、無意識に保身に走る人には悪気がそもそもないので、それを指摘すると逆に怒り出す可能性もあります。
自分も相手から同じことをされたらということを相手に想像させることが自覚させる第一歩と言えるかもしれません。

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