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消しゴムを使わない文章

小学生の頃、担任の先生から教えてもらったことの中で今でも実践していることがある。
それは、「ノートに消しゴムを使わない」と言うこと。間違いは斜線を引いて、矢印の先に訂正をする。だから僕が書いたノートはいつも斜線や矢印でいっぱいになる。

一方で、noteに投稿する時は、WorkFlowyにプロットをして、文章も書いたり消したり、一文を書くのにも結構修正を加えて書いている。

一般的に、公開されているWeb上の文章は(少なくとも本人にとっては)整理され、飛躍の少ない文章と言える。

それは逆に言うと、文章ができる前に考えた色々な思考のプロセスが整理されてしまった文章ではないだろうか。

僕のような素人が書く文章は、たいていの場合、既知の結論であったり、それに少し意見を加えたくらいのものになり、オリジナリティーや付加価値の少ない文章である。それならば、少々の読みにくさを許容してでも、なるべく思考のプロセスを加えた方が価値のある文章になると考えるのは僕だけだろうか。

例えば、数学の公式は綺麗に整理された式である。しかしこの数式を発明した数学者はおそらく最初からこの式が頭に浮かんだわけではないだろう。綺麗な数式の下に無数の泥臭いプロセス、試したアイデアが詰まっているのである。
また漫画やアニメのネームや絵コンテもそうである、そこには、綺麗に整理される前の線や書き込みがあって、表現方法のカケラがいっぱい詰まっている。

僕はそのような思考のプロセスを見ていて飽きないし、失敗したアイデアの組み合わせで別のアイデアが生まれると言うことも期待できるかもしれないと考える。

素人のオリジナリティーは消しゴムを使わない文章にあるのかもしれない、と言うこと。

今後は、僕がweb上で公開する文章でもなるべく整理せず思考やアイデアの飛躍を含む文章を書いて行きたいと思う。少々飛躍のある文章を書きたければ、長さを工夫するなど読むのに辛くない程度の文章にすればいい。(それに僕の場合、そんなに長編は一度に書けない。)

例えば勉強したこと(少々サイエンス寄りになってしまうが。。。)もnoteに書き、勉強のプロセスを可視化して行きたいと考えている。


本日はここまで

文責 ただ

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