見出し画像

ステージでの度胸

人前で弾くのは緊張しますよね。誰でもすると思いますが
その度合は人によって大きく異なります。
私はステージ度胸がかなり強い方で
ほとんど緊張しませんが超絶技巧曲のような難曲に挑戦する時は
緊張して普段なら絶対にミスらないような
何の変哲もないところでミスったりします。
そういう事から私にとって緊張の度合いは曲の難度に比例します。
簡単な曲の場合はほぼ緊張しません。
ジャンル的にもクラシックの方が緊張しますし
ポピュラーはほぼ緊張しません。ポピュラーの場合は
原曲に忠実である必要は無く、創作要素が許される為
ミスってもリカバリーが容易です。
場合によっては弾くのを止めてしまっても、それはミスでは有りません。
コレはアレンジだと言い切ることが出来ます。
クラシックの場合は原曲忠実が前提なので
ノーミス至上主義の部分が有りますから緊張します。

結局のところ、緊張とは曲の仕上がり具合の良さでしか
解消出来ないんだなという感覚を持っています。
自分の実力の7割り程度で演奏可能な曲を選択しておけば
あまり緊張はしないでしょう。
好調の時であればノーミスで弾ける事も有る程度の仕上がりだと
緊張しまくってミスりまくるでしょう。

私の中で緊張を軽減する儀式的にやっている事があります。
それは笑顔でステージに上り客席の全員を見回す事です。
自分がこれから弾く内容から意識を逸らして
お客さん側に意識を持っていって
「上手くノーミスで弾き切ろう」とは考えず「楽しんで帰ってもらおう」
という意識に切り替える事が出来ます。
心にサービス精神に火が付くと緊張が軽減します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?