オルガンから学ぶ倍音の話【Part1】
オルガンという楽器はバッハが弾いていたぐらい歴史が長いですが
作れる音色は非常に多彩です。オルガンには鍵盤以外にレバーが有り
引っ張る事で音色を変えられるのですが
このレバーが何をやっているかというと
倍音を追加しているのです。
オルガンで基音だけを出すとフルートの音に最も近くなります。
つまりフルートは倍音があまり鳴っていない楽器なんですね。
ちなみに電子的に倍音が全く無い基音だけの音を作ったものが
固定電話の受話器を持ち上げた時に聞こえるトーン音です。
あの音は純粋なA=440Hzだけで倍音全く無しのラの音なのです。
無機質で味わいの無い音ですよね。
オルガンは基音だけでなく
2倍音から8倍音まで追加することが出来ます。
追加していくと何が起きるのでしょう?
【Part2】に続く