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メトロノームの功罪

練習にメトロノーム使ってますか?
私は絶対に使わないとダメだと思っていますが
とはいえメトロノームにも副作用があると言われる事があります。

まず大前提としてメトロノーム無いと自分が弾いている速度が
客観的視点で速いのか?遅いのか?加速しているのか?減速しているのか?が、わかりません。
しかしメトロノームに頼っていてはいつまでも自分で拍を創る事が
出来なくなってしまうという意見もたまに耳にしますし
自分の経験上も、メトロノームを日常に使い過ぎると
メトロノーム任せに合わせて弾いているだけで
拍を自分で意識してないなーと思う事があります。
つまりメトロノームのカチカチに合わせて弾くスキルだけ上がり
脳を使わず自動化出来てしまうようになると
メトロノームのない環境で自分で拍を数える感覚がサボってしまう訳です。

そこで私が考えたメトロノームの有効活用法が
小節のアタマにだけ1発打つという方法です。
通常は4分音符1個分に1拍を打つ設定だと思います。
4拍子だと4回打って1小節ですよね。
そこを1回しか打たないという練習方法です。
小節のアタマだけはメトロノームに合わせて捕まえるのですが
2拍目以降は自分のアタマの中で拍を創ります。
そして次の小節アタマでメトロノームを捕まえて
拍感覚のリセットを行います。

コレだとかなり遅く打つ事になるので
メトロノームの設定上、打つのが難しい場合もあります。
スマートフォンアプリのメトロノームだとかなり細かく設定出来るので
便利ですよ。

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